ゲームを通じ、若者の熱中を新たな価値へと昇華させる次世代のブランド戦略を取材しました。
セレクトショップの「ビームス」で行われていたのは、ゲーム開発?
ブランドの魅力をゲーム化し、プロモーションやブランディングにつなげていく新たなマーケティングのカタチとは。
8月7日、ビームスがリリースした初のオリジナルゲーム「マネキンから服を集めろ!」
ビームスの世界を舞台に、街を探索しながらさまざまなファッションアイテムを集めて自分だけのコーディネートを完成させるというものですが、注目したのは、このゲームを世界最大級のゲーミングプラットフォーム「ROBLOX」で公開したという点です。
約2カ月前、Live News αはゲームの開発現場を取材していました。
WAKA 江畑翔吾さん:
マネキンから服を購入すると、マネキンが追っかけてきて捕まる。
ビームス マーケティング本部 宣伝販促部 宣伝課・松井崇洋さん:
(マネキンが)寒がっているアクション入れてくれててめっちゃいい。
ビームスならではの遊び心をちりばめながら、ブランドとしての新しい出会い方として、月間アクティブユーザーが世界で4億人以上、その多くが若年層というROBLOXを活用したといいます。
ビームス マーケティング本部 宣伝販促部 宣伝課・松井崇洋さん:
何か将来のお客さまにつなげていきたいという思いがあった中、ゲームのコミュニティーに入り込んでいくことにより、そこからお店に遊びに来たり、ファッションに興味を持っていただくことで、ファッションの可能性も感じられる取り組みができたらと思っています。
自発的に参加するゲームを通じ、Z世代、α世代など次世代の顧客との接点を創出する。
この取り組みを支援しているのが、19歳の野田慶多さんが代表を務めるスタートアップです。
WAKA 野田慶多代表(19):
子供がついやりたくなる。それが結果として、ブランドのアイデンティティーや商品が中に入り込み“体験”としてダイレクトに届く。プロモーション・マーケティング・ブランディングにつなげていくとチャンス、新しい価値提供ができる。
多くの企業が今、この新たなコミュニケーション空間に期待を寄せる一方、“社会貢献”という側面でも価値を示しています。
東京都福祉局と共同で開発したゲーム「探せ!みんなのできること」では、広大な街に隠されたアイテムを探す中、フィールド上で障害を抱えるキャラクターと出会い、困りごとを解決、手助けすると特別なスキルやレアアイテムを獲得できます。
そのスキルを使うことで、それまで進めなかった場所へ行けるように。
他者を理解し、協力することで新しい世界が広がるという体験をゲームに落とし込みました。
これまでリーチしづらかった人たちに対して、単なるゲームではなく“ブランド体験”として“接点をつくる”プロジェクト。
WAKA 野田慶多代表(19):
本来の価値である(ブランドの)魅力を若年層が興味を持てる形でゲーム化し、届ける。そもそも普段出合えなかったようなコンテンツ、商品と出会えるという意味で、若い世代とブランドの魅力ある商品、ソリューションの“つなぎ役”をやっていきたい。
