路線バスの再編を進める岡山市は、2025年に「宇野バス」が認可申請した新しいバス路線について、「再編計画の維持が困難になる」として改めて国に意見書を提出することを示しました。
8月25日に開かれた公共交通の在り方を協議する会合で示されました。
岡山市は、2025年度から、競合する市内中心部の路線を集約し、郊外の路線を小型の車両で効率よく運行する路線バスの再編を進めています。
そうした中、宇野バスは通学時に路面電車が混雑し子供たちが利用できないとする保護者からの声を受け、2025年10月、新しいバス路線の認可申請を行いました。申請した路線は、JR岡山駅と岡山東商業高校や岡大附属小・中学校などを結びます。
岡山市の意見書には、「新しい路線の申請は路線バスの再編計画や公共交通ネットワークの維持が困難となり、公衆の利便性が著しく阻害される可能性があると言わざるを得ない」としています。市の意見書の提出は2026年2月に続き2回目で、前回を補足するものです。
これに対し宇野バスは、「今も困っている人がいるための申請で、利便性を阻害されることとは区別してほしい」などと、意見書に反対。しかし、賛成多数で提出は了承されました。
(宇野自動車(宇野バス) 宇野泰正社長)
「自社の裁量でできる。仮に赤字だったとしてもこれからが本番。国がどういう判断をするか」
(岡山市 大森雅夫市長)
「新規路線が整備されると既存の路線に相当のマイナスの影響がでる、われわれとして一番望んでいるのは、岡山全体の公共交通の維持と発展」
岡山市は、8月中に意見書を国に提出する予定で、国が、協議の内容も参考にして認可の判断を行います。
