幕末に最後の家老として飫肥藩を支えた平部きょうなんを顕彰する企画展が、宮崎県日南市の飫肥城歴史資料館で開かれています。
平部きょうなんは宮崎市に生まれ、安井息軒に儒学を学んだ政治家であり学者です。
企画展では、飫肥藩の家老としての活躍や歴史書などの執筆について紹介されています。
中でも編さんに関わった日向地誌は、明治6年から約10年かけ県内各地を巡って集めた地理、歴史、文化などについて詳しくまとめられています。
当時の宮崎県を知る貴重な資料として、今でも歴史研究者には欠かせないものとなっています。
(日南市生涯学習課・文化財専門担当官 長友禎治さん)
「若い頃から書物とか執筆とか資料の収集に努めた人物で二刀流の生活を送った『侍』だったと言えると思います」
平部きょうなんは数々の執筆のほか、藩校だった振徳堂の教壇に立ち、教育者としての功績も紹介されています。
この企画展は8月30日まで飫肥城歴史資料館で開かれています。
