俳優の大東駿介さんが、訪れた街のうんちくや、まだ地元住民にも知られていないような魅力を探す「発見!てくてく学」。

今回訪れたのは、夏の夜の京都です。

猛暑で知られる京都の街も、日が暮れれば風が通り抜け、昼間とはまったく違う表情を見せてくれます。

【大東駿介さん】「京都の夏は過酷だから、夜にちょっと涼しくなってきたときの楽しみ方!」

大東さんが3つのスポットを巡りながら、京都の夜ならではの魅力を大調査しました。

■京都タワーの屋上に誕生した「タワーランド」

大東さんがまず向かったのは、京都のランドマーク「ニデック京都タワー」を支えるビルの屋上部分です。

2025年4月にオープンした「タワーランド」は、解放的な空間でバーベキューやお酒を京都の絶景とともに楽しめる唯一無二のスポットです。

夜にはライトアップされたタワーを間近に見上げることができます。

【大東駿介さん】「この距離で見たのは初めてやな!」

夕暮れの京都を背景にそびえるタワーの迫力に、大東さんも思わず声を上げていました。

■地上45メートルのスカイラウンジは京都の「穴場バー」

続いて大東さんが向かったのは、タワー展望室の3階にあるスカイラウンジ「空」です。

2022年にリニューアルオープンしたこのショットバーは、地上45メートルの高さから京都の美しい夜景を一望しながらお酒を楽しめる話題のスポットです。

窓の向こうには東本願寺が見え、遠くにはうっすらと清水寺も確認できます。
京都には高い建物が少ないからこそ実現する、遮るもののないパノラマが広がります。

【大東駿介さん】「京都から新幹線で行くときも、出張で来てるときも、最後ここでちょっと一杯飲んでから新幹線乗ってもいいわけや」

さらに、このラウンジには京都の夏ならではの絶景が待っています。

毎年8月16日に行われるお盆の風物詩「五山の送り火」。
なんとスカイラウンジ「空」からは、5つすべての送り火を一望できるのです。
年に1度しか見られないこの絶景、当日は予約が必要です。

■先斗町の路地に突如現れた「路地水族館」

大東さんは祇園四条エリアへ移動し、夜から多くの店が開く先斗町(ぽんとちょう)へ足を踏み入れます。

先斗町は京の五花街の1つで、鴨川に沿って約500メートル続く細長い通りに飲食店や雑貨店がずらりと並び、歴史情緒あふれる京都らしい景観が楽しめる場所です。

【大東駿介さん】「めちゃくちゃ色っぽい街ですね」

その先斗町の路地を歩いていた大東さんの目に飛び込んできたのが、水槽に金魚が泳ぐ不思議な空間でした。

【大東駿介さん】「路地水族館って書いてるわ、おもしろ!」

さらに「ラッコショー」の看板まで掲げられています。一体誰が、何のために作ったのでしょうか。

■「らっこショー」の正体は?

「路地水族館」とは一体何なのか。

隣にある、うさぎモチーフの和雑貨店「ぴょんぴょこぴょん」で聞き込みをしてみると、水族館をつくったのは、この店の店主・神戸啓さんなのだそうです。

路地水族館があるのは神戸さんの自宅。そして、さらに驚きなのが…

【大東駿介さん】「この『らっこショー』って…」
【神戸啓さん】「僕がらっこ館長なんです」

神戸さんは、先斗町まちづくり協議会の事務局長も務めていて、「先斗町のガイドツアー」が「らっこショー」だったのです。

まちづくりの一環としてつくったのが「路地水族館」でした。

■「成功している街には絶対魚がいる」まちづくりの独自理論

では、なぜまちづくりの手段として「路地水族館」を選んだのでしょうか。

それは、神戸さんが全国のまちづくり事例を調べる中で気づいた“ある法則”が理由でした。

【神戸啓さん】「成功してるところには絶対魚がいるんですよ」
【大東駿介さん】「面白い視点!」

岐阜県の世界遺産・白川郷にはニジマスや鯉が泳ぎ、京都・伊根の舟屋にも魚がいます。

神戸さんによると、魚を飼い続けるには水をキレイに保ち、環境を整え、日々のケアを怠らない姿勢が必要で、それはそのまま「観光地として街を維持する精神性」と重なるというのです。

【大東駿介さん】「魚を継続して展示する精神力。水族館をつくれること自体が、まちづくりする姿勢ができてるということや」

■美しい景観を取り戻した先斗町の復活劇

いまでは多くの観光客でにぎわう先斗町ですが、実は15年ほど前までは建物の老朽化などにより美しい景観が失われていました。

「このままではいけない」と、2009年から先斗町の再生計画が始まりました。

その中心メンバーだった神戸さんは、通りの電線を地中に埋める無電柱化を推進。

景観を損ねていたエアコンの室外機への目隠し設置や、看板の出し方にも細かいルールを策定するなど、根気強く街の再生に取り組んできました。

その努力が実を結び、2022年には「都市景観大賞」で優秀賞を受賞。美しい先斗町が復活しました。

【大東駿介さん】「一店舗一店舗どういうふうにするか、引きで見たときにこの通りをどういうデザインにしていくか。そのきめ細かさが、魚を育てるという精神と重なってる」

■夏の夜限定「鴨川の納涼床」で味わう絶品焼肉

最後に大東さんが訪れたのは、先斗町から三条方面へ進んだ先にある「焼肉ホルモン 萬正」です。

2022年に鴨川沿いにオープンしたレトロな大衆焼肉がコンセプトのこの店には、「夏の夜」にしか体験できない特別な楽しみ方がありました。

店の奥へ案内された大東さんの目に飛び込んできたのは、鴨川の上に張り出した納涼床です。

【大東駿介さん】「こんなことある? さっき橋の上から見た川の上の床。めちゃくちゃいいやん!涼しい」

最高のロケーションで厚切りのタンを頬張った大東さん、思わず唸ります。

【大東駿介さん】「爆裂にウマイ!ただのウマイじゃない。ウマイのその先いってる」

京都の夜を歩き尽くした大東さん。
タワーから見渡す夜景、先斗町の路地に宿るまちづくりの精神、そして鴨川の床で味わう絶品焼肉と、夏の夜だからこそ出会える魅力を存分に堪能しました。

【大東駿介さん】「ただ美しいだけじゃない、それをつくった人たちの思いをすごく感じました。ああ…京都おそるべし」

(関西テレビ「newsランナー 大東駿介の発見!てくてく学」2026年8月6日放送)

関西テレビ
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