新潟県長岡市にある温泉施設のサウナで体調を崩した70代女性を救助した親子に警察から感謝状が贈られた。母親と小学5年生の親子はどのように女性を救助したのか、当時の状況を取材した。
■サウナで意識失った70代女性…小学5年生が異変に気付き親子で救助
小千谷警察署から感謝状を贈られたのは、長岡市の会社員・渡部沙織さんと小学5年生の娘・あづみさんの2人だ。
7月20日、長岡市の越後川口温泉リゾートを訪れていた2人。
サウナに入っていた母・沙織さんのもとに一度、外で涼んでいた娘・あづみさんが戻ってくると、沙織さんの隣に座る70代女性の異変に気づき、非常用ボタンを押した。
あづみさんは「体調を崩した方がけいれんをしていたのでこれはやばいなと思って」と当時を振り返る。
母・沙織さんは女性に意識がないことを確認すると、サウナマットを出入り口まで敷いて1人で引きずりサウナの外に運び出したという。
「服を着ていない状態で汗をかいている状態の方を運び出すのはすごく大変だと感じた」(沙織さん)
そして、周囲に助けを求めながらあづみさんがコップに冷水を入れ運んで来ると、沙織さんは女性の口に水を含ませながら水風呂の水をかけながら体を冷やすことに努めたという。
■女性は回復 親子に直接感謝伝える「再会できてよかった」
女性は脱水症状や低温ヤケドなどによりドクターヘリで病院に搬送されたが、翌日には退院。贈呈式の前に2人に直接、感謝の気持ちを伝えたそうだ。
沙織さんは「こうやって再会できたのが本当によかったなと、安堵の思いでいっぱい」と話し、あづみさんも「自分にできることが少なくもないので、声をかけるとか手伝って助けていきたい」と笑顔を見せた。
国民生活センターは、サウナでは脱水症状やヤケドなどの情報が多く寄せられているとして、自身の体調の確認やこまめな水分補給を忘れずに無理のない利用を心がけるよう呼びかけている。
