お盆休みが始まり、帰省客が土産物を求めて観光物産館を訪れている。福島では名産の桃をテーマにした商品が年々増え、売り場には新商品が続々と並ぶ“桃のお土産戦国時代”の様相だ。
■帰省客の土産選び
お盆休みを前に、土産物売り場では帰省客が商品を手にする姿が目立つ。東京へ向かうという女性は、桃のドライフルーツやフルーツのクッキーを選んでいた。山形へ帰る男性は「生ものだと持ち帰りが心配」として日本酒を購入した。
東京から帰省している親子は、福島の人気菓子「檸檬」の季節限定・桃味を見つけて購入した。茨城へ向かう女性は、福島のロングセラー「エキソンパイ」を母親に買ったといい、「これなら食べられそう、喜びそうというのをイメージして選んでいます」と話した。
家族や友人の顔を思い浮かべながら、帰省客は福島の逸品を手に、それぞれの故郷へ旅立っていく。
■モモ商品が存在感
福島市にある「福島県観光物産館」では、定番の菓子や日本酒が並ぶ一方、桃をテーマにした商品が存在感を増している。福島は桃の産地として知られることから、桃を使った加工品や桃味のお菓子など、桃に関連した商品が年々増えているという。売上トップ100のうち20以上が桃関連の商品で、“桃のお土産戦国時代”とも言える状況だ。
人気お土産ランキング(8月7日~11日)
・1位 ままどおる 5個入袋(三万石)
・2位 ままどおる 10個入箱(三万石)
・3位 泉川 純米吟醸 1.8l(廣木酒造本店)
・4位 いもくり佐太郎 8個入箱(ダイオー)
・5位 純米酒 笹正宗 1818-2026- 720ml(笹正宗酒造)
2026年6月、火事で全焼した酒蔵から救い出された数量限定の笹正宗は、櫻田館長によると「100人ほどのお客様が並ばれてすぐに売り切れた」という。14日の朝からも約60本を販売する予定だ。
■新たなモモ土産登場
お土産商品の製造を手がける郡山銘販は、2026年4月に桃をテーマにした新商品を発売した。桃の香りと甘さを生かしたクッキー、タルト、カスタードケーキの三種類で、いずれもJAふくしま未来の果汁100%の桃ジュースを使用している。
郡山銘販・降籏亮所長は、福島県の地元の素材を使ったお土産を作りたいと考えたと話す。県外への贈答用としても自信を持って届けられる商品だとし、「満面の笑みを浮かべていただければ」と語った。
商品名は“桃(MOMO)”と“笑み(EMI)”を組み合わせた「MOMOEMI(ももえみ)」。新たな桃土産として、県内の空港などで販売される予定だ。
■まとめ
帰省客の選ぶ土産物は多様化し、桃をテーマにした商品が売り場をにぎわせている。新商品も続々登場し、福島の“桃土産”はさらに広がりを見せている。
