敦賀市にこの夏、カニをテーマに楽しめる新施設がオープンしました。ここでしかできないユニークな体験に、ぜいたくなカニ御膳など、鉄道と港、そしてカニのまち敦賀の新たな魅力をたっぷりと紹介します。
2年前に敦賀まで延伸した北陸新幹線。敦賀市は新幹線の始発・終着となる街で、東京とは約3時間で結ばれました。敦賀駅は、北陸新幹線と関西・中京方面に向かう特急列車が接続する“交通の結節点”なんです。
福山千奈アナウンサー:
「新幹線を降りて、そのまま乗り換え…ちょっと待ってください!通り過ぎるだけではもったいないですよ!今回は、ちょっと下車して敦賀を巡ります」
まず訪れたのは、駅から車で5分あまり、港に近い金ヶ崎エリアにある「敦賀赤レンガ倉庫」です。
「120年以上前に建てられ、外観のレンガは昔と変わらずそのままだそうです。浪漫を感じますね~」
明治の終わりに石油を貯蔵するための倉庫として造られ、その後は軍備品の保管庫としても使用された、国内有数のレンガ建築物です。
館内に入ると―
「圧巻です!すごい!電車が動いてる」
昭和初期・戦前の敦賀の街並みを80分の1に再現したジオラマは、横幅が約30mあり国内最大級の大きさです。
蒸気機関車が線路を走る音が響きます。
実は敦賀は“鉄道と港のまち”。日本海側で初めて鉄道が敷かれ、明治から昭和初期にかけてはロシアを経由しヨーロッパへとつながる”大陸への玄関口”として栄えました。
そして、目の前には日本海が広がり、豊富な海産物に恵まれたまちでもあります。
次は、そんな海産物をテーマに誕生したスポットへ。
「大きなハサミ!福井と言えばカニですよね。それにしても巨大ですね~」
敦賀駅から車で10分ほどの場所にこの夏オープンした体験型テーマパーク「かにファクトリーby甲羅組」。
「さっそく中に入っていきましょう。すごく広いです!冷凍されたカニが並んでいますね」
カニの他にも様々な海産物が並びます。この施設は、「甲羅組」のブランドでカニなどの海産物の販売、そして加工品のインターネット通販も手掛ける地元企業「伝食」が作った施設なんです。
伝食の田辺晃司社長は「カニに特化したテーマパークなので、いろんな人にカニを楽しんでもらいたい」と話します。
一番の見どころは、看板商品である冷凍カニの工場見学ができること。カナダやアラスカなどで水揚げされたカニを急速冷凍し、解凍するだけで刺身として味わえる人気商品で、工場では1日に最大1500杯ものカニを手作業でむいています。
そして、この施設でしかできない体験が、カニの殻むき。スリット線の切り込みにハサミを入れて慎重にカットし殻を開くと…「できた~!」
きれいに並べて、急速冷凍。箱に色をぬり、自分だけのお土産として持ち帰ることができます。
そして、もちろん本格的なカニ料理が味わえるレストランもあります。一押しメニューは「カニ御膳」。
「陶板焼きにお刺身、豪華な御膳ですね。カニみそをディップしていただきます…甘い!カニってこんなに甘かったの?おいしい」
さらに館内には、子供向けの全天候型の遊び場も。大型遊具にデジタルボールプール、これらすべて無料なんです。
訪れた人は―
「海鮮丼がおいしかった。子供は遊び放題だし」
大人から子供まで楽しめるこの施設を作った理由について、伝食の田辺晃司社長は「北陸新幹線延伸後も敦賀は素通りされているという声を聞く、もっと敦賀で降りてもらい、『カニのまち=敦賀』を全国に発信していきたいと思っている」と話します。
「つるガニ来てね、ってことですね!」
鉄道と港に続き“カニのまち”も目指す福井県敦賀市。そのまま乗り換えるだけじゃもったいない!ぜひ途中下車して、楽しんでみてはいかがでしょうか?
【かにファクトリー甲羅組】
アクセス:北陸道の敦賀ICから車で5分、JR敦賀駅からは車で約10分
土日祝日は無料のシャトルバス「かにファク号」運行
