8月11日に福島県へ最接近した台風15号は、12日午前9時に熱帯低気圧に変わった。過ぎ去ったあとも影響を残していて、県内には爪痕も残っている。
■海水浴場 今季閉鎖に
雨が降ったりやんだりを繰り返す12日朝のいわき市。
台風が接近した11日は、市内で最大瞬間風速25.8メートルの強い風が吹き、波立海水浴場では監視塔が倒壊した。監視体制が困難として今シーズンの閉鎖が決定した。
■各地で倒木 停電も
いわき市役所近くの公園では、高さ10メートルのヤナギの木が倒れ、12日は午前中から撤去作業に追われた。
県内ではこのほかにも、道路の冠水や倒木が19カ所で発生し、4000件を超える停電が起きた時間帯もあった。幸いケガ人や住宅への被害は確認されていない。
■旬を迎える果樹に被害
福島市の果樹園では、雨で水分を含んでしまったモモが落果したり、強風でリンゴの木が折れたりと出荷前の果物に大きな打撃を受けた。
いわき市でもナシが落ちるなどの被害が複数確認されているという。
■引き続き警戒を
福島県内では今後も暖かく湿った空気が流れ込むことで大雨となる恐れがあり、気象台は12日・13日に『レベル3大雨警報』や『レベル4土砂災害危険警報』を発表する可能性があるとして警戒を呼びかけている。
