宮崎県高千穂町などでは「スパイスで地方を元気する」をキャッチフレーズに、山椒の新たな産地をめざすプロジェクトが進められています。
大手食品メーカや大学などが連携した取り組みで、地元の高校生が山椒の収穫を体験しました。
ハウス食品グループ本社や高千穂町の乾しいたけ卸売業者「杉本商店」などは、宮崎県と熊本県の合わせて9つの市町村で山椒の栽培に取り組んでいます。
7月28日は、山椒の産地化について学んでもらおうと、高千穂高校生産流通科の2年生14人が、原木乾しいたけ農家のほ場で約15kgの山椒を収穫しました。
全国的に生産者の高齢化などで山椒の生産量が減少する中、新たな担い手として注目されているのが高千穂町周辺の原木乾しいたけ農家です。
原木乾しいたけは生産時期が春と秋に限られるため、夏に収穫される山椒が、新たな収入源として期待されています。
(高千穂高校 菊池琉生さん)
「山椒でもっと高千穂が豊かになればと思います」
(しいたけ農家 工藤裕伸さん)
「まだ土地があるので、これからも増やしていきたい」
しいたけと山椒の栽培を組み合わせることで地域の活性化につなげようというこのプロジェクト。
将来的には高千穂高校で苗木の生産も行う予定です。
(南九州大学環境園芸学部 前田隆昭教授)
「今年また去年以上に収量が増えて、また来年それ以上に収量が増えて、高千穂で一つの産地形成ができて、高千穂には山椒があるんだと分かってもらえればうれしい」
今回収穫された山椒は検証用で、乾燥させたあと風味や色などを確認し、来年「高千穂郷の山椒」として商品化を目指すということです。
