議長・副議長ポストをめぐる金銭授受疑惑などで揺れる福岡県議会で、最大会派の自民党県議団のトップを務める松尾統章県議が会長職を辞任する意向を表明したことについて、福岡県の服部誠太郎知事は3日、問題に対し真摯に取り組んでほしいとするコメントを公表しました。
松尾県議は金銭授受疑惑の追及が続く中、7月28日に熊本で震度7の地震が発生した直後にビアパーティーと称して政治資金パーティーを開催し、その後の会見では「やって良かった」と発言し、さらに批判を浴びる事態となっていました。
松尾県議は、会派内での議会改革プロジェクトチームの道筋がたつという今週末をめどに会長職を辞任する一方、「説明責任を果たしたい」として議員辞職は否定しました。
服部知事はこれを受けてコメントを公表し、松尾県議が政治資金パーティー開催後に、被災者などに対して「配慮が感じられない発言をした」と厳しく指摘した上で、金銭授受疑惑だけでなく高額とされる県議会の海外活動経費の問題などについても「真摯に取り組んでいただきたい」と注文しました。
全文は以下の通りです。
松尾統章自由民主党福岡県議団会長の会長辞任に関する福岡県知事コメント
このたび、松尾議員は、熊本での大地震発生直後に、飲食を伴う政治資金パーティを開催し、また、そのことに関して被災された皆様や支援に取り組む方々に対する配慮が感じられない発言をしたことについて、自民党県議団会長として責任をとられたものと受け止めております。
一方、現段階で議長・副議長ポストを巡る金銭授受疑惑については、いまだ事実関係は明らかにされておりません。また、今後、県が設置した第三者委員会において、県議会の海外活動経費についても調査が行われます。
松尾議員におかれては、自民党県議団会長は辞されても、県議会議員として、これらの問題に真摯に取り組んでいただきたいと考えております。
