兵庫県豊岡市の観光名所「淀の洞門」で、海水浴に訪れていた女性が落石に頭を直撃され死亡した。女性は家族を撮影中だったという。現場周辺は落石の危険から以前から立ち入りが制限されており、事故を受けて関係者は洞門内の通行を取りやめるなど安全対策を見直している。
家族を撮影中に落石
まさかの事故は、兵庫県豊岡市の人気観光スポットで発生した。
2日、家族で海水浴に来ていた30代の女性の頭を落石が直撃し、女性は死亡した。

ユネスコ世界ジオパークに認定されている「山陰海岸ジオパーク」の見どころの一つ「淀の洞門」だ。
火山活動でできた岩の亀裂が、長い年月をかけ、荒波によって削られてできたとみられる海の洞窟。その人気観光地で落石事故が起きた。

2日午前11時半ごろ、豊岡市の切浜海水浴場近くにある「淀の洞門」で、「女性がケガをした」と家族から消防に通報があった。

警察によりますと、家族で海水浴に来ていた39歳の女性が、海で泳ぐ兄と夫の様子を洞門付近から撮影していたところ、落石が発生した。

石のサイズは、人の頭より少し大きめで、一度地面に跳ね返ったあと、女性の頭部を直撃したという。

女性は大量に出血し、心肺停止の状態で病院に搬送され、その後、死亡が確認された。

女性は親子で現場を訪れていて、小学生の子どもが、母親の頭に石が当たる様子を目撃していたという。
現場に続く歩道は通行止め
現場近くの切浜海水浴場は泳ぐことができるが、事故が起きた「淀の洞門」付近は遊泳禁止だ。

加えて「淀の洞門」に続く道には立ち入り禁止の表示があり、先には進めないようになっている。

山陰海岸ジオパーク推進協議会によると、洞門付近は落石が多いことから15年以上前に歩道を通行止めにしたという。
山陰海岸ジオパーク推進協議会 小林辰美副局長:
以前から地元の方は落石が多いところだということで、そこは今通行止めにしています。周りの情報が入ってないと、落石の危険があるってことも知らずに入っちゃうこともあるかもしれない。

これまで、カヌーなどのツアーでは、ヘルメットを着用することで「淀の洞門」の中を通ることができたが、今回の落石事故を受け、3日から洞門の中を通ることは取りやめにしたということだ。
(「イット!」8月3日放送より)

