夏休み真っ只中、子供たちの過ごし方に悩む家族を支援しようと、今、地域で子供たちを見守る取り組みが増えています。居場所としてだけではなく、世代間交流など貴重な経験の場にもなっています。
宮崎市の大淀地区社会福祉協議会などは、2019年から「寺子屋」を開いています。大淀小学校と古城小学校に通う児童が対象で、子供たちは夏休みの宿題を持参、地元の民生委員やボランティアなどが見守ります。
(大淀地区社会福祉協議会 中川明子さん)
「子どもたちの居場所づくりの一環として、夏休みの宿題のお手伝いをしようかなということでスタートしました」
大淀地区だけでなく、宮崎市内では寺子屋をはじめ、夏休みの子供たちの居場所が増えています。背景には、気候変動の影響もありました。
(宮崎市子育て支援課 堀口昌樹課長)
「近年の夏場の気温上昇によって、子どもたちの過ごし方も変わってきてるのかなと思います」
自治体でも様々な取り組みを行っていて、宮崎市は去年から夏休み限定で市内の児童クラブの受け入れ枠を増やしました。
(宮崎市子育て支援課 堀口昌樹課長)
「市としましては、元々児童館や児童センターを設けております。それは場所も限られていますので、学生さんであったり高齢者の方も一体となって活動しているというのはうれしくありがたく思っております」
子供たちを見守る取り組みは居場所づくりにとどまらず、幅広い世代が交流できる場所にもなっています。
(民生委員 元保育士)
「楽しいです、本当に。(子どもの学習)レベルが高いなと思う、難しいです。私も一緒に勉強になります」
(大淀地区社会福祉協議会 中川明子さん)
「私は小学校の先生してたので、生涯現役でいたいと思っていたので、子どもたちと関わる仕事ができて、私も元気をもらっています。」
(保護者)
「のびのびとさせてただいているのですごく助かってます。ずっと続けてほしいというのが保護者の気持ちです」
(参加した小学生)
「いろんなことを教えてくれるから嬉しい」
そして…
(高校生ボランティア)
「そう、できた!すごいじゃん!」
寺子屋には地域の中高生もボランティアで参加。お互い刺激になっているようです。
(高校生ボランティア)
「教える立場というのが初めてなので、どう相手に伝えるのかとか結構難しい…。小学生とかが「わかった!」と言ってくれたらやりがいを感じますね」
(参加した小学生)
「一緒にするのが楽しい」
宮崎市では、子どもたちが健やかに成長できるまちづくりをめざし、市民や企業などからの寄付金で「子どもの未来応援基金」を創設。子どもの居場所づくりに取り組む団体などの活動経費の一部を助成するとしています。
(宮崎市子育て支援課 堀口昌樹課長)
「保護者世代だけでなく、学生さん、高齢者の方、一緒に楽しみながらできると、その中でこの基金を使ってお手伝いができるといいかなと思います」
(大淀地区社会福祉協議会 中川明子さん)
「地域の中高生もボランティアで来て下さっているので、続けていきたいなと思っています。あたり子どもたちの笑顔が一番の元気の素です」
夏休み、子供たちのための居場所は、大人が笑顔になれる場所でもありました。
