議長・副議長ポストをめぐる金銭授受疑惑などで揺れる福岡県議会で3日、最大会派である自民党県議団の松尾統章県議が会長職を辞任する意向を表明しました。
松尾県議は金銭授受疑惑の追及が続く中、7月28日に熊本で震度7の地震が発生した直後に政治資金パーティーを開催し、自民党県議団の中からも批判の声が上がっていました。
議員辞職については否定しました。
3日の取材陣との一問一答は以下の通りです。
松尾会長(以下、松尾):
今回、熊本地震で被災された皆さま方に、心よりお見舞い申し上げます。また私の発言によりまして多くの方々に不快な思いをさせたこと、心からお詫びいたします。先ほど(自民党)県議団の役員会を行いました。今回の発言では県議団の仲間にも本当に多くのご迷惑をかけたと思っています。私自身、辞意の表明をし、役員会において皆さん方のご理解をいただいたところであります。
ーーそれは(自民党県議団の)会長職の辞意か。
松尾:
はい、県議団会長職の辞意です。
ーー決断はいつしたか。
松尾:
先週末ぐらいには、もう考え始めておりました。
ーー考え始めるに至った経緯は。
松尾:
私の発言が、多くの方々のご批判を真摯に受け止めて、同時に県議団の仲間もきつい目に遭っているんじゃないかなとも思いましたし、何よりもこの私の発言が被災して苦しんでいる方、またそれを助けていただいている方を含め、多くの方々に、どれだけ失礼な言葉、表現に映ったのだろうと思いましたときに、辞任を考えたところです。
ーー先日は政治資金パーティーを「やってよかった」と発言していたが、気持ちが変わったのか。
松尾:
私のこの発言で多くの方々が不快な思いをされたと思いますが、私がお伝えしたかったのは、一連の報道を受けて自分の言葉で説明し、直接皆さん方からご意見をいただく、そうしたことをお伝えしたかったんですけども、表現に対して過ちを認めたいと思っています。
ーーパーティーを開くべきではなかったと。
松尾:
そのことについても多くのご批判を受けておりまして、真摯に受け止めております。
ーー今後、会派での活動はどうするか。
松尾:
辞意の表明をしましたが、私が会長時代に手がけている1つに「会派内PT(プロジェクトチーム)」があります。各期の先生方よりいろんなご意見をいただいてそれを会派内PTでまとめ上げ実現させる、これがまだ成し遂げてない状況で、そのいろんな意見を実現させる方向性までは皆さん方にもう少し辛抱していただいて、頑張っていこうと思っております。
ーー「辛抱して頑張っていく」とは。
松尾:
会派内PTで出てくる5つぐらいの案件があったんですけども、難しい案件もあり、しっかりとその辺の実現に向けて方向性を出していきたいと思っています。
ーーPTに区切りがついたらどうするか。
松尾:
会派内PTでもう10日ほど前から若い期の先生方といろんな意見交換をして出てきた要望がございます。それを会長職として、しっかりと議会に反映できる道筋をというふうに思っております。
ーー若い期の議員からは今回のパーティー開催や金銭授受問題の処理について、いろんな意見があったが、会長にはどのような話が来ていたか。
松尾:
パーティー後、役員会は初めてで、直接というのはあまりなかったんですけども、間接的にはありましたが「誰々が」とかそういう話はありませんでした。
ーー若い期の議員からの意見というのは、聞かないままか。
松尾:
私の辞意のことは、若い議員から言われたからではなくて、いまだに直接は聞いてません。
ーー中尾前副議長もいたが何か話したか。
松尾:
中尾さんも黙ってました。
ーーきょうも来ていないが、蔵内議長とは何か話したか。
松尾:
蔵内議長は今、出張ですから。ただ辞意のことについては相談してました。
ーー何と言われたか。
松尾:
もうその時はこちらにいませんでしたので、私の発言後の時に、状況がどこまで分かってるかご存じないような感じでしたけども「そうか」というような話もありました。
ーー慰留はされなかったのか。
松尾:
私自身がその時はもうけっこう固い決意を持って伝えたつもりです。
ーー支援者にはどう伝えるか。
松尾:
会長職を退いても私の説明責任が終わるわけじゃありませんからきちんと説明責任を果たしながら真摯に向き合っていきたいと思っています。
ーー自民党県議団に対する批判がやまない状況だが。
松尾:
これはもう危機的な状況だと思っています。
ーーパーティー後、この数日間ではどのように意見を聞いたか。
松尾:
私自身はこのところ(有権者など)人との接触はあまりない状況でした。
ーー誰かに相談して決めたのではないのか。
松尾:
辞意の表明は自分自身で決めました。
ーー一連の行動で振り返って、あの時点でこうすればよかったと思うところはあるか。
松尾:
限られた情報だったかもしれませんが、もう少し地震のことも含めて調べればとも思いましたし、私自身は(パーティーで)「皆さん方に直接説明をして声を聞いた」といったことを自分の中で強く思いすぎたところがあって、ああいった表現になったことは本当になんでだったんだろうなと、正直思います。
ーー熊本の被災者に伝えたいことはあるか。
松尾:
本当に申し訳ないと思ってます。
ーー会長職は会派内PTの筋道がつくまでは、当面続けるということか。
松尾:
そうなります。早めに決着つけるつもりです。1つの目処として今週末かなと思ってます。
ーー議員辞職はしないのか。
松尾:
はい、私自身まだ説明責任も残ってますし、議員をしながらしっかりと説明をし、信頼回復含め行動を示していきたいと思ってます。
ーー会長職を辞める理由としては、一連の金銭授受疑惑の中でパーティーを開いたことというよりは、熊本地震当日に中止しなかったこととその後の説明で「やって良かった」と発言したからということか。
松尾:
そうなります。
ーーこのあとの手続きは。
松尾:
最終的には議員総会という形になろうかと思います。今のところは7日に議員総会があります。ちょっときょうはもうこの辺でよろしいですか。すいません。
