東京電力は8月1日、福島第一原子力発電所において、原子炉に送り込む窒素を生成する装置の1台が停止するトラブルがあったと公表した。
福島第一原発1~3号機の原子炉格納容器や原子炉圧力容器では、水の放射線分解等で発生した水素が一定濃度を超えると水素爆発の危険性が高まることから、常時窒素が封入されている。
窒素を生成する「窒素ガス分離装置」の停止が確認されたのは1日午前11時14分。この装置は3台あるが、この1台が停止していることを東京電力社員が発見した。
東京電力によると、他の装置も含め1~3号機に窒素が封入できているかどうかは確認中だというが、現状でいずれの原子炉も、水素ガスの濃度に大きな変動は見られず、水素爆発の恐れはないとしている。
また、周辺の放射線を監視するモニタリングポストの値にも目立った変動はみられていないという。
東京電力がトラブルの原因を調査している。
【8月1日午後5時30分更新】
東京電力はこのトラブルについて、装置の復旧が完了したことから午後3時53分に窒素供給を再開したと公表した。
トラブルの原因は結露水により装置内に水がたまったことを検知するセンサーが作動してしまったことだと推定されるという。
運転再開後の水素ガス濃度やモニタリングポストに目立った変動はないとしている。
