8月1日、大倉山ジャンプ競技場(北海道札幌市)で行われたノルディックスキーの第27回札幌市長杯大倉山サマージャンプ大会。男子は北海道江別市出身で今年2月のミラノ・コルティナ五輪メダリストの二階堂蓮選手(25・日本ビールスキー部)が2大会ぶりの優勝、女子は北海道上川町出身の勢藤優花選手(29・オカモトグループ)が大会初優勝を飾りました。
二階堂選手は1回目、「飛び過ぎて怪我のリスクも増える」と他の選手よりもゲートを5段下げて飛んだものの、K点(=123m)を大きく超える130.5mをマークし、トップに立ちます。2回目もゲートを下げて臨みますがK点超えの124.0mと逃げ切り、今季初優勝を挙げました。
そして、注目の北海道下川町出身・レジェンド葛西紀明選手(54・土屋ホームスキー部)は試技で全体の2位となる129.5mを飛び、期待が高まる中迎えた1回目、「失敗しちゃいました…」とK点に届かない117.0mで14位と出遅れます。2回目は「まあまあ良かった」とK点を超える125.0mをマークし挽回するも今季ラージヒル初戦は10位で終えました。試合後、葛西選手は「(今季)1本も飛んでなかったので大倉山。(試技は)練習がてらと思って、良いジャンプするんじゃないかと思ったら案の定、良いジャンプしちゃって。飛ばなきゃよかったな~試技。後悔しましたもん。そこの作戦ミスですね、今日は。力、入っちゃって。まだまだ若いな俺も」と悔しさをあらわにしていました。
一方、女子は「ほっとしています」と試合後の第一声で語った勢藤選手が2本ともトップの飛距離をマークし、完全優勝。ミラノ・コルティナ五輪代表の実力をみせつけ、前日の宮の森に続き連勝です。明日も同じ大倉山で大成建設チャレンジカップが開催されます。
◆第27回札幌市長杯大倉山サマージャンプ大会結果
【男子 成年組】
優勝 二階堂蓮(日本ビールスキー部) 263.9(130.5m 124.0m)
2位 成田絆(ダイチ)255.4(134.0m 133.5m)
3位 布施飛雄真(東京美装グループスキー部)243.1(129.5m 130.0m)
10位 葛西紀明(土屋ホームスキー部)202.9(117.0m 125.0m)
【女子組】
優勝 勢藤優花(オカモトグループ)218.0(121.5m 125.0m)
2位 葛西優奈(日本航空スキー部)174.2 (112.0m 114.0m)
3位 中山和(日本ビールスキー部)168.8(106.0m 122.5m)
◆試合後 二階堂蓮選手コメント
「(前日ノーマルヒルでは3位。)大きい台では負けていられないというのはあった。今日は風の条件も落ち着いていて、技術勝負がメインの大会になったと思うので“世界の力”を見せつけられて良かった」
◆試合後 勢藤優花選手コメント
「昨日の試合は少し迷いがある状態で試合に臨んで、飛び出す時も不安があるジャンプだったのでそこを今日は修正した。やりたいことをまとめたジャンプができたので、昨日の改善はできた。明日はヒルサイズ(=137m)を超えられるようなジャンプを2本揃えられるように“気持ちに負けないジャンプ”を2本飛べたらいい」
