山陰地方は厳しい暑さが続いています。
引き続き、熱中症への注意が必要ですが、意外な形で症状が現れる熱中症をご存じでしょうか?
「時間差熱中症」
聞き慣れない熱中症ですが、どのようなものなのか、坂西キャスターが解説します。
坂西美香記者:
7月31日をお伝えしたいのは『時間差熱中症』です。
暑い中での活動を終えたあと、しばらく経ってから文字通り「時間差」で熱中症の症状があらわれます。
こちらは大手製薬会社のアンケート調査の結果です。
「活動中ではなく数時間後、あるいは翌日になって体調不良を感じた経験がある」と答えた人が全体の約3分の1にのぼっています。
実は私も先週、時間差熱中症を経験しました。
日中暑い屋外などで取材をしたあと、会社に戻り、いつも通りスタジオでニュースをお伝えしましたが、放送が終わると同時にめまいや吐き気、脱力感に襲われ、病院で治療を受けました。
対策を十分取っていたつもりでしたが、診断は「熱中症」でした。
島根大学医学部生理学講座・松崎健太郎准教授
Q.熱中症の発症時期は?
暑熱環境下で直後に起きるというイメージが多いと思うけど、作業中など緊張している状態だと症状を感じにくいこともあるので、(頭痛やめまいなど)数時間あるいは睡眠中などにより脱水が進んでしまうという報告もあるので、翌朝に自覚症状が現れるケースも多い。
私の場合、屋外で取材を終えてから体調が悪くなるまで約@時間、「時間差熱中症」でした。
ただ、思い起こせば「熱中症」のサインのようなものはありました。
取材からの帰り、運転しながら脚がつるような感覚がありましたし、こうしたサインを見逃さず、この時に対処していれば症状は軽かったかもしれません。
少しでも異変を感じたら、水分・塩分の補給、そして休息をとることが大切だと痛感しました。
そしてもう一つ、気を付けたいのが熱中症が重症化した場合、「再発」に注意が必要です。
島根大学医学部・松崎健太郎准教授:
Q.熱中症は癖になる?
あり得ると思います。特に重症の患者さんの例になりますが、例えば中枢神経障害とかそのほかの体の大事な臓器に障害が出てしまうことがあって、それらが後遺症として身体の中に残ってしまうことがある。
熱中症から生還したとしてもその後のケアが十分必要になってくる。
熱中症になった場合、数日から1週間程度は無理をせず様子を見ながら過ごしてほしいとしています。
また、松崎准教授は性格的に我慢強い、作業に熱中しやすい人、まじめな人が熱中症にかかりやすいと指摘しています。
異変を感じたら、我慢をしないことが大切です。
いずれにしても、エアコンの適切な利用、十分な休憩、水分・塩分補給など対策をしっかりとって、熱中症を予防しましょう。
