富山県南砺市の世界遺産「菅沼合掌造り集落」にある資料館「塩硝の館」で、7月30日午後1時ごろ火事がありました。「屋根から火が出ている」との通報を受けて消防車8台以上が駆けつけ、およそ3時間40分後に鎮火。ケガ人はなく、他の建物への延焼も確認されていませんが、市は安全確保のため資料館周辺を当面の間、封鎖するとしています。

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「ハチを退治しようとしたら引火した」

今回の火災が起きた「塩硝の館」は、江戸時代に五箇山地域で作られていた火薬の原料「塩硝」などをガラスケースに入れて展示する資料館です。南砺市は「塩硝の展示が出火原因となった可能性はない」としています。

出火当時、業者が屋根の修理作業を行っていたといい、集落の住民は出火の経緯について「屋根の上にハチがいて、ハチを退治するのにスプレーを撒いたら引火したと聞いた」と話しています。市によりますと、合掌屋根の棟直し作業を行っていた際に、多数のハチがいたため、スプレーと電気ラケットを使って駆除しようとした際に茅に引火したと考えられるということです。

出火当時、館内には来客はなく、作業員のみだったということで、ケガ人はいませんでした。

観光客からも「残念」の声

菅沼合掌造り集落は国内外から多くの観光客が訪れる人気スポットで、集落内には当時30人程度の観光客がいて、火災の発生中、現場を訪れていたイタリアからの観光客は「1時間くらい滞在しようと思っていたが、ここでこんなことが起こるのは残念」と話していました。

消火にあたっては、大量に放水すると茅葺屋根が崩れ落ちる可能性があることから、屋根にあがって内部の消火を行ったということで、屋根の一部を焼いたものの、およそ3時間40分後に消し止められました。31日に実況見分が行われます。

(富山テレビ放送)

富山テレビ
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