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プレスリリース配信元:株式会社btobee

全国の経営層300名へのアンケートから見えた、IT投資に潜む落とし穴。トラブルを引き起こす課題を整理して、スムーズなシステム導入の実現に求められる要素を考察する。




企業のIT投資は、手軽なSaaS製品の活用から独自システムの開発まで選択肢がかつてなく広がっています。その一方で、最適なシステムの選定やトラブルのない定着は、多くの経営者を悩ませる課題です。

そこで、IT分野に精通したコンサルタントによるシステム開発のための補助金申請支援事業を行う株式会社btobee( https://btobee.co.jp/ )(所在地:東京都調布市、代表:中村研士郎)は、中小企業におけるシステム導入の実態と課題を明らかにするため、ITシステムの導入等に関与する立場にある全国の中小企業の経営者・役員300名を対象に調査を実施しました。

本調査の結果、中小企業におけるITシステムの活用が進む一方で、多くの企業が導入時にトラブルを経験しており、失敗の根本には社内体制の課題が潜んでいる傾向が見られました。

【調査結果のポイント】
・中小企業(従業員300人以下)の約5割がITシステムを活用、DX進捗状況は企業ごとにさまざま
・システム導入企業の5割超が失敗を経験しており、最大のトラブルは「後出しの予算超過」
・失敗の根本原因は、「自社のIT人材不足」や「経営陣と現場の目的共有不足」が上位に

※調査方法や対象者などの詳細については、後述の「調査の実施概要」をご覧ください。

▼本リリースには掲載していない追加データを含む、調査結果のオリジナル記事は弊社運営メディアにて公開しています。
https://btobee.co.jp/cms/sme-dx-2026-survey/

主な調査結果

1.中小企業の47.0%がITシステムを活用、SaaS利用から独自開発まで幅広いフェーズに分布
中小企業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)は、現在どの程度まで進んでいるのでしょうか。まずはIT投資の現在地を把握するため、自社のシステム導入や開発に関与する立場にある経営層を対象に、現在のシステム導入ステージについて質問しました。



システムの導入状況については、「一部の業務においてSaaSシステムを導入している」が24.3%、「ほぼ社内業務の全てをSaaSシステムによって管理・効率化している」が9.0%、「SaaSの導入効果を高めるべく、データ連携や自社運用に合わせたカスタマイズ開発を施している」が5.7%、「SaaSだけでなく自社独自のシステムを構築済・オンプレミス型のパッケージシステムを導入済」が8.0%となりました。

これらを合わせると、何らかのITシステムを導入している企業の割合は47.0%に上ります。手軽なSaaSの部分的な利用から自社専用のシステム構築といった高度な投資まで状況は分かれており、中小企業のDXの進捗状況は企業ごとにさまざまなフェーズにあるようです。

2.SaaS利用コストは51.0%が「年間50万円未満」、独自システム開発では48.8%が「年間300万円以上」
続いて、システムの導入手法によるコスト水準の違いについて見ていきます。次のグラフは、自社でITシステムを活用している層におけるSaaS製品の年間利用コストと、そのうち独自開発を行っている層における年間の開発コストを比較したものです。



SaaS製品の利用コストについては、「50万円未満」が51.0%で過半数を占める結果となりました。一方、独自のシステム構築やカスタマイズ開発にかかったコストは、「300万円~1000万円」が36.6%で最多です。「1000万円以上」の12.2%と合わせると、48.8%が年間300万円以上を投資しているという結果です。

手軽に導入できるSaaS製品は比較的費用を抑えられる一方で、自社の業務に合わせた独自開発を行う場合には、数百万円規模のまとまった予算が必要になることがわかります。

3.システム導入企業の53.2%が失敗を経験、最多のトラブルは「後出しの予算超過(40.0%)」
ここからは、システム導入の過程で発生する課題に焦点を当てていきます。自社でITシステムを活用している層を対象に、これまでのシステム導入や開発プロジェクトにおける失敗やトラブルの経験と、その具体的な内容について質問しました。



失敗やトラブルの経験については、「経験あり」と回答した割合が53.2%となり、過半数を占める結果となりました。

具体的なトラブル内容の回答内訳(「経験なし」を除いて集計)を見ると、「開発・導入を進めるなかで後出しのコストを提示され、当初予算を超過してしまった」が40.0%で最多となっています。これに、「事前の要件や想定に対して、品質や機能面で不足が生じた」が34.7%、「システムの開発・導入を進めるなかで、スケジュールが大幅に遅延した」が33.3%で続いています。

業務改善などを目的に行われるITシステムの導入ですが、多くの企業がプロジェクトの進行過程で何らかの壁に直面していることがわかります。なかでも想定外の予算超過や要件のミスマッチといった、事前の計画と実態の乖離が目立っており、「とりあえずシステムを導入すれば解決する」という安易な進め方には大きなリスクが伴うといえそうです。

4.システム導入失敗の根本原因、最多は「自社のIT人材不足(33.3%)」、「経営陣と現場の目的共有不足(29.3%)」が続く
このような予算超過や要件のミスマッチといったトラブルは、なぜ起きてしまうのでしょうか。システム導入に関する失敗やトラブルを経験した層に対して、プロジェクト全体の根本的な原因がどこにあったと感じているか質問しました。



根本的な原因については、「自社にITの専門知識を持つ人材が不足していた」が33.3%で最多となり、次いで「経営陣と現場との間で、システム導入の目的が共有されていなかった」が29.3%となりました。さらに、「プロジェクトを統括・進行管理する人材が不在だった」が24.0%で続いています。

IT人材の不足に加え、組織内での目的の共有不足や進行管理の不在といった、自社内のマネジメント体制に関する声が目立っています。システムを導入するにあたっては、自社の業務を客観的に整理し、社内を巻き込んでプロジェクトを推進していく導入前の土台づくりに、大きなハードルがあるのかもしれません。

5.今後のパートナー選びで重視するポイント、「予算内に収まる適正なコスト(33.0%)」が最多
自社のみで要件の整理やプロジェクトの推進を行っていくことが難しいなか、外部の支援にはどのような役割が求められているのでしょうか。改めて本調査の対象者全員に対し、今後のDX推進において外部パートナーを選ぶ際に最も重視するポイントについて質問しました。



パートナー選びで重視するポイントとしては、「予算内に収まる適正なコスト」が33.0%で最多となりました。これに、「自社の業務内容や課題に対する深い理解」と「導入後の手厚いアフターフォロー・定着支援」がともに20.3%、「自社に最適なシステムの客観的な選定・提案」が18.3%で続いています。

今後のシステム導入においては、予算内に収まる適正なコストが何よりも重要視されている結果となりました。それに次いで業務理解や客観的な提案といった要素が続いており、単なるシステムの開発にとどまらず、自社の状況を理解してプロジェクトを牽引するパートナーが求められているようです。

まとめ:システム導入の失敗を防ぐ、体制不足を補う「伴走者」へのニーズ

今回の調査からは、中小企業においてもSaaSの利用や独自のシステム構築など、ITシステムの活用が着実に広がりを見せている一方で、半数以上の企業が予算超過などの手痛いトラブルに直面している実態が見えてきました。多額のコストを投資しても、想定どおりにプロジェクトが進まないケースは決して珍しくありません。

こうした失敗の根底には、自社のIT人材不足や、経営陣と現場における目的認識のズレといった組織・体制面の課題が存在しているようです。専門知識を持つ人材が不在のまま、社内の意思疎通を図り、プロジェクトの方向性を正しく定めていくことは、リソースの限られた中小企業にとって非常に難易度の高い取り組みといえます。

今後のシステム導入では、単にシステムを導入して終わるのではなく、自社の業務を深く理解し、客観的な視点でプロジェクトを導いてくれる「伴走者」が求められます。社内の体制不足を外部からしっかりと補い、適正なコスト管理を含めてプロジェクトを実務面からサポートする存在が、これからのDX推進においてより一層重要になるでしょう。

調査の実施概要

調査機関 :自社調査
調査方法 :インターネット調査(アイブリッジ株式会社「Freeasy」)
対象エリア:日本全国
調査期間 :
【事前調査】2026年6月26日~6月28日
【本調査】2026年7月4日
対象者および有効回答数:
【事前調査】全国の経営者・役員 3,000名(うち中小企業 2,545名)
【本調査】上記の中小企業の経営者・役員のうち、ITシステムの導入等に関与する立場にある人 300名
※本リリースでは、従業員300人以下の企業のことを「中小企業」と表現しています。
※本リリースの調査結果・グラフにおける割合は、小数点第2位を四捨五入した値を表示しているため、合計が100%にならない場合があります。

設問内容
- 貴社におけるDXシステムの導入は、以下のどのステージに当たりますか?
- 会社全体でSaaS製品を利用するために、直近1年間(前事業年度)で支払ったおおよそのコストをお答えください。
- 会社全体で独自のシステム構築やカスタマイズを必要とする開発に、直近1年間(前事業年度)で支払ったおおよそのコストをお答えください。
- これまでのシステム導入や開発プロジェクトを進めるなかで、どのような「失敗」や「トラブル(現在進行中の課題・途中で頓挫したものも含む)」を経験しましたか?あてはまるものをすべてお選びください。
- 前問のようなシステム導入・開発におけるトラブルや失敗について、そのプロジェクト全体の「根本的な原因」はどこにあったと感じますか?あてはまるものを最大3つまでお選びください。
- 過去の経験や現在の課題を踏まえ、今後のDX推進において「パートナー(外部のITベンダーや開発会社など)を選ぶ際に最も重視するポイント」は何ですか?あてはまるものを最大3つまでお選びください。



本プレスリリースをそのまま転載する場合を除き、調査結果の内容・グラフ・データなどを引用される場合は、出典元として下記リンクをご記載いただくようご協力をお願いいたします。
https://btobee.co.jp/cms/sme-dx-2026-survey/

補助金活用やIT支援に関する最新のノウハウは、以下のサイトでも発信中です。ぜひご活用ください。
コーポレートサイト:
https://btobee.co.jp/
運営ブログ:
https://btobee.co.jp/cms/

株式会社btobee
株式会社btobeeは、IT分野に精通したコンサルタントによるシステム開発やDX導入のための補助金申請支援を中心に事業を展開しています。採択率90%以上の実績を持ち、事業計画の作成から採択後の各種手続きまでを一気通貫で伴走。複雑な申請業務の負担を軽減し、企業の挑戦と成長を後押しします。

▼主な利用シーン
自社サービスのための開発資金調達:新規ITサービスの企画や機能追加にかかる初期投資リスクを大幅に抑えられます。
DX・AI導入にかかる費用の確保:予算不足で先延ばしになりがちな社内DXや業務効率化に向けた、十分な資金を確保できます。
受託開発の営業における提案強化:補助金とセットでシステム開発を提案し、クライアントの費用負担を抑える強力な営業の武器になります。

▼対応している主な補助金
ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金
中小企業省力化投資補助金(一般型)
中小企業新事業進出補助金
事業環境変化に対応した経営基盤強化事業(東京都限定) など

【運営会社の概要】
会社名:株式会社btobee
所在地:東京都調布市菊野台3-16-4
設立:2019年11月
代表者:中村研士郎
事業内容:補助金申請支援事業、節税制度活用支援事業、LLM型検索サービス開発事業、海外人材採用プラットフォーム事業
会社ホームページ:https://btobee.co.jp/
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