夏の高校野球福島大会は決勝戦が行われ、激闘の末に東日本国際大学附属昌平高校が悲願の甲子園初出場を決めた。
決勝のカードは、準決勝で聖光学院を破った東日大昌平と、27年ぶりの優勝を目指す学法石川。スタンドには東日大昌平の500人を超える大応援団をはじめ、両校へ熱い声援が送られた。
学法石川のOBは「本当に一緒に練習も頑張ってきたので、去年の悔しさも自分たちの悔しさも含めて晴らしてほしい」と期待を寄せていた。

■エース白田投手が力投 9回裏の猛追振り切る
試合は1回から東日大昌平の打線が力を発揮し、序盤から畳みかける。対する学法石川も着実に得点を重ねてくらいつく展開となった。

昌平は5回途中、照沼投手からエースの白田夢真(しらた・ゆま)投手へ継投。スタンドで見守る父・豊さんは「照沼君という大きい存在とやってこられた。一緒に苦しみを乗り越えてきたと思うので、自分を信じて頑張ってほしい」とエールを送った。

後を託された白田投手は気迫あふれるピッチングで反撃を許さず、リードを守り切る。
迎えた9回裏、学法石川も2アウトから1点を返して粘りを見せたものの、東日大昌平が最後のアウトを奪い試合終了。悲願の初優勝を果たした。
試合後、白田投手は「最終回は甲子園というあと1つという目標だったので、全部強気で投げて、球を本気で投げました」と振り返った。

また、峯大珠(みね・たいじゅ)主将は「監督も甲子園に連れて行って、学校の歴史も塗り替えて、いわきの歴史も塗り替えるという風に1年生の頃からずっとやってきたので、すごくうれしい気持ちです」と喜びを語った。

■優勝報告会で誓う「一戦一勝で」
激闘からおよそ4時間後、東日大昌平の校内にはおよそ400人が集まり、野球部による優勝報告会が行われた。
温かい拍手に迎えられた選手たちを前に、白田投手は「福島県代表として、一戦一勝で頑張っていきます」と、甲子園での活躍を誓った。

■地元も歓喜「福島旋風を」
地元・いわき市でも歓喜の声が広がっている。浜通りの高校としては、1995年の磐城高校以来31年ぶりとなる甲子園出場に、街の人々からも「めちゃくちゃうれしくて、大声で喜んじゃいました」「浜通りの高校から31年ぶりに甲子園に出て、自分も高校球児だったのですごくうれしく思っています。福島旋風を巻き起こしてほしい」「1回戦でも勝ってもらいたいね、一つでも多く」と祝福と期待の声が集まった。
地元・いわきの期待を背に、東日大昌平が全国の舞台へと挑む。

■混戦模様の福島大会
今大会ではノーシード勢の躍進も目立った。ベスト8の半数、4校をノーシード校が占め、混戦模様が繰り広げられた。
そして初の甲子園出場を決めた東日大昌平の、全6試合の得点の合計は42点で、大会を通じて打線が破壊力を発揮した。
甲子園の気になる対戦相手は、8月1日の組み合わせ抽選会で決まる。東日大昌平の戦いぶりが注目される。

福島テレビ
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