福岡県議会の議長・副議長ポストをめぐる金銭授受疑惑で、証言した吉松源昭県議が27日午前11時から会見を開き、金銭のやり取りを示すとみられる音声データの鑑定結果について「中尾元副議長本人としか考えられない」との内容だったことを明らかにしました。
吉松県議は2020年の議長就任前に、当時、自民党県議団の幹部の1人だった中尾正幸元副議長から、他の会派も参加するゴルフ会などの費用名目で1000万円の支払いを求められたと証言し、そのやり取りを録音した音声データを公開しました。
音声データには「あした松本会長が『荷物』は預かります」「ちょっとね大金やけんね、管理しとかんと」などといったやり取りが記録されていました。
この音声データについて吉松県議は「鈴木・三崎法科学鑑定研究所」に声紋鑑定を依頼し「中尾元副議長本人としか考えられない」という結果を得られたと明らかにしました。
また音声データに編集・改ざんが加えられた痕跡はなかったと評価されたということです。
音声データをめぐってはTNCと西日本新聞は共同で東京の日本音響研究所に鑑定を依頼し、研究所が吉松氏が録音したデータと6日の中尾氏の会見での音声を比較した結果、多くの特徴が一致し、「99.99%以上、中尾氏の声」との結論を得ています。
この結果を受け吉松県議は「私の主張は信頼ある2つの専門機関から科学的根拠を得た」として「金銭の授受はなかったとする中尾氏の言い分は合理性を著しく欠いている」と主張しました。
また、会見には同じく金銭を渡したと証言する江藤秀之県議も同席しました。
中尾氏は先週、議員辞職しています。
