猛暑が続く中、熱中症対策として意外な飲み物が注目を集めている。その一つが「甘酒」だ。水分、塩分、糖分をバランスよく補給できることから、近年は夏の熱中症対策として活用が広がっている。

夏の甘酒に注目!“万能ドリンク”と呼ばれる理由

東京・浅草で7月22日、観光客に配られたのは、冷たく冷やした甘酒。

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この日は、二十四節気の1つ「大暑」。1年で最も暑くなるとされるこの日を、甘酒を販売する食品メーカーは「冷やし甘酒の日」に制定した。

甘酒といえば、寒い冬に体を温める飲み物として定番だが、なぜ夏に甘酒なのだろうか。

森永製菓株式会社 食品マーケティング部・熊野貴文さん:
水分・塩分・糖分がまとめて補給できますので、暑さ対策にもおすすめの飲料として本日お配りしております。

イタリアから来日した観光客:
Sweet!(甘い!)。

60代の女性:
甘さすっきりしてて、飲みやすいです。

猛暑の中、浅草の街を走り回る人力車の車夫も、熱中症対策として冷やし甘酒を導入している。

東京力車・石田瑠愛さん:
暑い夏には、とてもいい水分補給になります。

安宅晃樹キャスター:
甘酒が熱中症対策にもなるって知ってましたか?

山﨑夕貴キャスター:
「飲む点滴」って言ったりしますからね。私、結構意識して飲んだりしてました。

榎並大二郎キャスター:
「美容に良い」みたいな感じで最近、注目されてましたよね。

安宅キャスター:
そもそも甘酒は、江戸時代には夏に好んで飲まれていたことから、俳句では夏の季語にもなっているくらいなんです。ということで、23日の「知っトク」は、まずは「甘酒は三拍子揃った万能ドリンク」について見ていきます。

まずなぜ、万能なのでしょうか。熱中症総合研究所の三宅康史医師に聞きました。
三拍子というのは、水分・塩分・糖分なんです。まず水分から見ていきますと、夏バテで食欲が落ちても、とろみもあって飲みやすい。また塩分入っていますけれども、一般的なスポーツドリンクの1.7倍の塩分が取れるそうです。そして糖分というところは、米麹が発酵することでブドウ糖などが作り出されるということで入っています。さらに言いますと、疲労回復にビタミンBなども含まれているということで、まさに日本に古くから伝わる万能の栄養ドリンクだということなんです。

 ちなみに、暑い街として有名な埼玉県熊谷市では、味噌メーカーとタッグを組んで、子育て施設に熱中症対策用の甘酒の専用自販機を設置しているということで、夏の甘酒が色々なところで広がっているという。

専門家がオススメの熱中症予防ドリンクは?

この夏の暑い時期、皆さんは何を飲んで水分補給をしているのだろうか。街で聞いてみた。

街で話を聞くと「麦茶です。外でも家のやつを凍らせて。昔から家が麦茶なのと、自分がスポーツドリンクが苦手なので」「(スポーツドリンクは)塩分が入っているからいいって言われるし。最近は水を1日1リットル以上飲まないといけないから、気をつけています」「特に水ですね。小学生の頃、運動会があって軽い熱中症になっちゃって。その日以降、お茶とかをチャレンジしていろいろ飲めるようになった」「うちでは麦茶ですね。麦茶が圧倒的に多い。スポーツドリンクはあまり好きじゃない、甘いから。(おととし)結局、脱水症状になっちゃって」「水とルイボスティーがずっと年中飲んでいるものなので。味ついた飲み物が苦手で。スポーツドリンクとか甘いものが多いので、そんなに量が進まないので」といった様々な声が聞かれた。

 安宅キャスター:
いろいろな飲み物が出てきましたが、ここからは熱中症対策の飲み物について、日常的な飲み物を三宅医師に点数をつけてもらいました。

ちなみに街の声で多かった麦茶は、10点満点。カフェインも入っておらず、対策としては満点だそうです。

一方で、スポーツドリンクはなんと5点なんです。甘酒もそうなんですが、普通に飲む分には問題ないんですが、糖分・塩分がしっかり入っているので、飲み過ぎには注意ということで5点となりました。

三宅正治キャスター:
日常的にごくごく飲むものですよね?ビール!笑
暑い日には、たまりません!笑

 安宅キャスター:
ビールは3点。カフェインよりも強い利尿作用があるということで、体の水分が出てしまうということでビールは3点でした。

山﨑キャスター:
これは原点じゃないですか。水!

 安宅キャスター:
水はもちろん入っております。水も同じく10点満点。やっぱり冷たいものの方が体が冷えていいということです。

榎並キャスター:
僕は、バナナジュース。

 安宅キャスター:
バナナではないですが、ジュースは9点。ただ、これやっぱり糖分が入っているということで減点方式で見た時には9点だということです。

吉岡恵麻キャスター:
温かいお茶はどうでしょう?

 安宅キャスター:
温かいお茶入ってます。熱い緑茶は7点。これカフェインがあるということと、やっぱり熱さというところで3点減点入っているんですが、涼しい場所で飲む分には温かいお茶も問題ないということです。

 そして、コーヒーは9点。やっぱりカフェインが入っていて、利尿作用がありますから。
冷たい緑茶も同じくカフェインが理由で9点。

最後、経口補水液は発症後に飲むものということで、このようなランク付けとなりました。

どれだけ水分補給しても、これだけ暑いと熱中症になるリスクはいつでもあり、サインを覚えておいてください。

「 めまい、生あくび、足がつる、頭痛、腹痛」などのサインが出た時には、まずは熱中症を疑ってください。
そして、涼しい場所に移動、水分補給、体を休める。それでも改善しない場合は医療機関を受診するなどしてください。

(「イット!」7月23日放送より)

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