東武東上線で都内初の顔認証改札がスタートした。今後、AIによる最新の顔認証技術が進歩し、駅の改札だけでなく買い物、病院、就活まで顔一つで本人確認できる未来が現実味を帯びている。
何もかざさなくてもOK!都内初「ウォークスルー改札」
東武東上線、池袋駅。
改札を華麗に通り抜ける、一人の男性。
(ララ♪) カードもスマホも、かざしていない。
女性は、バックの中に気を取られつつも…(ララ♪)通過した。

15日水曜から始まったのは、都内初の“顔パス”で電車に乗れる「ウォークスルー改札」だ。

利用者:
初めて導入されて試しにちょっとやってみたいなと思って。

利用者:
ちょっと優越感というか、日傘たたみながらでも通れるのですごく楽に使ってます。
今後訪れる、“顔パス”生活、驚きの未来とは?
東武東上線で始まった「顔パス」改札。
現時点では、池袋駅から上板橋駅間の定期券利用客に限られているが、この先、利用できる駅は増え、駅構内の店舗でも導入される方針という。
NEC・今岡仁フェロー:
スマホの場合だと、例えば電池が切れちゃったりとか、忘れたりとか、顔っていうものは忘れることがない。
「顔パス」で日常生活が送れる未来!?
そう語るのは、世界トップクラスの精度を誇る“顔認証技術”を作り上げたNECの今岡仁フェロー。
NEC・今岡仁フェロー:
いわゆる顔パスっていうのが技術の進歩によって実現してきたということが非常に大きい。顔 一つで日常生活が送れる未来がくるかもしれません。

買い物・病院・就活も“顔一つ”!?“顔がIDになる”世界。
国内では、富士急ハイランドが入園や乗り物に“顔パス”を導入。
住宅でも、鍵の代わりに顔認証を導入するマンションが増えているほか、格安スーパー「トライアルGO」では、財布を持たず、顔一つで買い物をすることができる。
NEC・今岡仁フェロー:
顔認証っていうのは登録画像と照合画像2枚の画像を比べる。AIによって顔の特徴を分析して、目や鼻や口などの(比較的)変わらない部分だけを抽出してあげて、それで個人の特徴をより鮮明に出してあげると。

今岡氏らが開発した最新の技術では、AIで顔のパーツから特徴を“数値化”。
わずか1秒で人を認証できるという。

さらにその精度は、約1200万人の中から1人を見分けられるほどだ。
これによりマスクやサングラスをしていても、大勢が動いている場所でも顔認証が可能になった。
「顔ID」で安全で安心、利便性の高い認証が可能に
NEC・今岡仁フェロー:
顔認証、顔IDが広がっていくと、まずスマートフォンで認証するとか持ち物を使って認証することがいらなくなる。
今岡氏によると、今後「顔そのものがID化する」という。

NEC・今岡仁フェロー:
例えば町の商店街のポイントカード、カードなんか出さなくても顔を出せばわかってもらえるとか。あと資格ですよね。大学卒業したとか、そういう資格情報、また病歴だとか、そういうことも顔を示すだけでわかっていくような社会が技術的には可能になってきます。
面接や病院でも“顔パス”できる未来…。
NEC・今岡仁フェロー:
自分の顔を向ければ、そのまま安心・安全に、より利便性高く認証できるという意味では、もっとこれが広がっていく。
(「Mr.サンデー」7月19日放送より)

