14日夜、長野県は新型コロナウイルスの感染者急増を受けて、県独自の警戒レベルを長野圏域は『4』に引き上げて「特別警報」を、それ以外の全域も『2』に引き上げて「注意報」を出しました。

県内の感染者は14日現在、累計で448人。直近1週間(~13日)では91人と急増し、人口10万人あたりでは過去最多の4.46人となりました。特に長野圏域は65人・人口10万人あたり12.30人と突出しています。

このため、県は感染者が出ていない地域も含め、感染拡大に注意する必要があるとして、長野圏域、松本圏域、北信圏域を除く全域で独自の警戒レベルを『2』に引き上げて、注意報を出しました。北信圏域は『3』のままで、警報が出ています。松本圏域は4日から『2』に引き上げられています。

長野圏域については『4』に引き上げて、特別警報を出し、感染拡大防止への協力を呼びかけています。対策としてはクラスター対策チームの機動的な派遣、ガイドラインを遵守していない『接待を伴う飲食店』などの利用は控えるよう呼びかける、長野市と連携して検査等を積極的に行うことなどを挙げています。

記者会見で阿部知事は「県民の命と健康を守る取り組みをしっかり行いたい」と述べた一方、「社会経済活動との両立は必要。過度な自粛を行うことのないよう、基本的な感染予防を徹底してほしい」と呼びかけました。

長野放送
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