仙台市太白区向山のマンションの下で起きた崖崩れについてです。仙台放送が取材した現場近くの住人によりますと、近くで過去に複数回、崖崩れが起きていて、住人たちが少なくとも30年ほど前から、県などに対策を求めていたことが分かりました。

7月9日、太白区向山2丁目のマンションの下で、高さ20メートル、幅10メートルにわたり崖が崩れ、住人が一時、避難する事態となりました。

これは、2011年の東日本大震災が起きた時に、今回の現場から、数百メートル離れた場所で起きた崖崩れです。

さらに、この崖崩れの現場からすぐ近くの場所でも、2022年に起きた地震の揺れで、大規模な崖崩れが発生していました。

2カ所の崖崩れ現場の近くに住む人によりますと、個人での安全対策には限界があるとして、他の住人とともに、30年ほど前から、県などに複数回、崖が崩れないための対策などを要望していましたが、講じられなかったということです。

仙台放送の取材に対して、県は「要望は把握しているが、『民有地』の場所もあり、対応できなかった」としています。

一方、県は広瀬川周辺の崖の保全対応などを協議する「連絡調整会議」の開催を、仙台市が求めていることを受け、現在、行っている現地調査の後に、15年ぶりに開催する方針です。

仙台放送
仙台放送

宮城の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。