山形市の高校生が、対戦ゲーム競技「eスポーツ」でプロとしての道を歩み始めた。全日制の高校に通いながらのプロ契約は珍しく、「山形のeスポーツを盛り上げたい」と意気込みを語った。

16日、eスポーツのプロチームと契約を結んだのは、惺山高校の2年生でeスポーツ部に所属する福嶋徠夢選手(17)。
福嶋選手は、世界中で大ヒットし日本での競技人口も多いシューティングゲーム「ヴァロラント」のプロチーム「EGJP-Gaming」にチーム最年少として加わる。

(惺山高校2年・福嶋徠夢選手)
「山形にも本気でeスポーツに取り組む人がいることを自分のプレーで証明したい。今後は国内だけでなく、国際大会でも戦える選手を目指して毎日の練習を大事にしていく」

幼いころから2人の兄と一緒にeスポーツのゲームを楽しんでいたという福嶋選手。
小学生の時、プレーしていたゲームでアジアランキングに入ったことがきっかけで、「もっと本気でやってみたい」とプロを目指すようになった。

2025年に惺山高校のeスポーツ部に入部すると、仲間とともに全国大会の東北ブロックで2連覇。

個人としては、世界に数千万人いるプレーヤーの中で、2026年、アジアで上位500人しか到達できない最高峰ランクを獲得した。
その成長と伸びしろが評価され、半年間のトライアウトを経て今回のプロチーム入りが決まった。

(プロeスポーツチームEGJP-Gaming・池永丈太郎代表)
「高校であと1年半過ごしつつ、プロ選手として活動していくというところに、後輩や福嶋選手より若い世代の学生たちの憧れになるような選手になってほしいという期待も込め契約に至った」

創部4年目の惺山高校eスポーツ部の部員は現在97人。
東北ブロックでは3位までを独占するなど、国内最大規模の強豪チーム。
16日にeスポーツ部のメンバーと5対5で戦う、エキシビションマッチも行われた。

(惺山高校eスポーツ部・菖蒲凰介キャプテン)
「福嶋選手は1人で動く状況になった時の判断力、独創的なプレーをするので、型にはまらないようなところが強いところ」

福嶋選手は今後、プロチームのメンバーとオンラインでの練習を積み、大会にも出場していく予定。

(惺山高校2年・福嶋徠夢選手)
「無事自分の第一歩として契約を結べたことが何よりうれしい。まだ高校生なので若さを生かして、どんどんメディアに発信して自分の強みなどをアピールしたい」

eスポーツの授業などがある専門学校や通信制ではなく、全日制の高校からのプロ契約ということが本当にすごいことで、eスポーツの強豪・惺山でも初めての快挙だそう。
今後は「プロとしての活躍」と「部活動としての全国優勝」の2つの目標に向け頑張りたいとのこと。

さくらんぼテレビ
さくらんぼテレビ

山形の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。