皇室典範の改正案について、宮内庁長官は法案が成立した場合、皇族方に対し「できるだけ早い時期に私自身が制度について説明する」との考えを示しました。
皇族数の確保に向け、女性皇族が結婚後も皇室に残ることや旧皇族の男系男子を養子に迎えられるようにすることを盛り込んだ皇室典範の改正案が国会で審議されてきました。
宮内庁の黒田武一郎長官は16日の定例会見で、「審議の行方を注視している」とした上で、法案が成立した場合、女性皇族に対し、結婚後も皇室に残るかどうか「適切なタイミングで意思確認」をし、できるだけ早い時期に結婚後の配偶者や子どもとの生活、養子縁組など「制度の仕組みについて私自身がきちんと説明する機会を持つことが第一」との考えを明らかにしました。
また、養子縁組については15日、政府が具体的な手続きは宮内庁が検討する、と答弁したことを受け、「どなたが該当するか承知していない」「当事者同士の自由な意思が尊重されなければならない」とした上で、「養子に入って欲しいとの意思を宮内庁から示すことは基本的には無い」「皇室の方々のお気持ちを充分に踏まえながら成立に向けできる限りの努力をする」との見解を示しました。
