「ノンストップ!」が訪れたのは2025年に愛知県から茨城・北茨城市へ移住し、猫と共に暮らす高山さんのお宅です。

移住の理由は…
愛知・東郷町から移住した高山慶成さん(31):
夏が涼しくて過ごしやすいというところと仕事の関係でこちらに移住して参りました。

北茨城市は茨城県の最北端に位置し海と山に囲まれた自然の宝庫。
温泉が楽しめる町としても知られ、年間約141万人の観光客が訪れます。
注目されるようになったきっかけが、こちらの、関東の「夏涼しい市区ランキング」。

なんと北茨城市が堂々の1位にランクイン!
過去10年間で気温が35℃以上となる猛暑日は、さいたま市で200回を超えたのに対し、北茨城市は、たったの4回。

取材を行った7月14日は全国的に気温が上がり、今年最多となる170地点で猛暑日となりましたが…
北茨城市の最高気温は29.1℃。36.6℃となった東京・練馬より7.5℃も低い気温でした。

茨城大学の若月准教授によると、北茨城市は寒流・親潮の影響で、海面水温が低く、涼しい海風が流れ込んでくるといいます。
高山さんの自宅にはエアコンが設置されていますが…、
高山さん:
この時期になってもまだエアコンを一度も使っていないと。

そんな高山さんのお気に入りの涼スポットは…、自宅から歩いて2分でいける砂浜。

高山さん:
気持ちいい風が吹いてとても過ごしやすい。水平線が見られて波の音を聞いてリフレッシュすると。

高山さんは現在、閉館した旅館を改装中。新たな宿泊施設へと再生する仕事をしています。
町には高山さんのように涼を求め移住を希望する人が増えているといいます。

北茨城市役所企画政策課 山縣邦大さん:
関東一涼しい町ランキングで1位と発表があったことがきっかけに、毎年20件ほどお問い合わせを受けております。
伊豆諸島のガラス職人も移住
伊豆諸島の新島出身の野田さんも北茨城市に移住した一人。野田さんのお仕事は、ガラス職人。

工房内の窯の温度は1150℃と、想像を絶する熱さです。
その窯の温度を下げないよう、工房内には大型のエアコンを設置することができません。

それでも、きのう、工房内の温度は…
伊豆諸島・新島出身 野田紘さん(27):
ただいまの気温が26.7℃になります。

サーモカメラで見てみると、窯の前は50℃近くを示す白色ですが、部屋全体は、低温を示す青色や緑色の部分が多く見られます。
――工房の室温としては?
野田さん:
低いですね。実家、新島の工房だとずっと30℃を超えてますし、40℃を超えることもざらにあるので天国みたいな場所ですね。
北茨城の気候がもたらす涼しい工房で、作られたのがこちら「風鈴」。

北茨城の名物、アンコウをモチーフにした風鈴。涼しさを感じるとってもキュートな作品です。
さらに工房から車で15分ほどの場所には、野田さんイチオシの涼スポットも!

観光地としても有名な花園神社。
拝殿は標高約400mの山の中腹にあり、周囲が木々に囲まれているため、北茨城市でも屈指の涼しいパワースポットです。

神社のすぐ目の前にあるのが、石尊の滝。すぐそばまで近づくことができます。

野田さん:
しぶきとかですぐに体が冷えるんですよ。(水に触れて)すっごいキンキンですね。

滝の前で温度を測定すると24.4℃。同じ時刻の東京・練馬の気温より10℃以上も低い数字です。
そして、北茨城市の魅力は涼しいだけでなく、夏でも1日に200杯売れることがあるという人気の熱々グルメがありました。
北茨城市の名物アンコウの肝をぜいたくに使った「あん肝味噌ラーメン」です。

麺の上にあん肝が盛られているだけでなく、スープにもあん肝が加えられた特製の味噌仕立てです。
涼しい北茨城だけに、熱々のラーメンが格別なようです。
(「ノンストップ!」7月15日放送より)

