9日、群馬県が公開した、県の宣伝部長「ぐんまちゃん」が滝に打たれている動画。

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これは活動30周年を記念して作られた動画で、ただの水浴びではなく宣伝部長としての強い覚悟と精神力を養う為の滝行だという。

こんな風に冷たい水を全身に浴びたくなるような暑さが続く日本列島だが、今 その暑さから逃れられる場所として、千葉・勝浦市が人気となっている。

人気の理由となっているのが、今まで100年以上、気温35℃を超えたことがなく、気温の低い勝浦市。
なぜ各地で猛暑が続く中、涼しい気温を保てるのだろうか。
そして、そこで暮らす人に話を聞くと「ストレスが全くないですよね」といった快適な暮らしぶりが聞かれた。

勝浦市が涼しいワケ…「深い海」と「南風」

猛暑が続く日本列島で、その熱さから逃れられる場所として今、人気となっているのが気温35℃を超えたことがない千葉・勝浦市。

夏の気温が周囲より低い理由とされるのが、勝浦沖の「深い海」と「南風」だ。

強い南風が吹くことで海面近くの温かい水が押し流される
強い南風が吹くことで海面近くの温かい水が押し流される

陸の近くで急激に深くなっている勝浦沖は、その海水面に強い南風が吹くことで、海面近くの水が押し流される。

海底付近の冷たい水が海面に上昇して水温が低下する
海底付近の冷たい水が海面に上昇して水温が低下する

それに伴い、海底付近の冷たい水が海面に上昇し、水温が低下。

海の冷たさを風が陸地に運ぶため涼しくなる
海の冷たさを風が陸地に運ぶため涼しくなる

その冷たさを風が陸地に運ぶため、涼しくなるのだと考えられている。

「ストレスが全くない」勝浦での暮らしとは?

新たな避暑地として、認知度が上がりつつある勝浦市。

千葉・勝浦市の移住相談件数も3年前から急増
千葉・勝浦市の移住相談件数も3年前から急増

市の担当者によると、移住の相談件数も3年前から急増している。その人気は依然として高く、現在、賃貸物件の供給が追いついていないという。

そんな勝浦市に移り住んだ男性を取材した。

東京から勝浦市に移住 田井智之さん(51):
ようこそ勝浦へ、田井と申します。

田井智之(たい・ともゆき)さんは、趣味のサーフィンを楽しむために、移住前から何度も勝浦市を訪れていた。

そして4年前、コロナ禍で仕事が行き詰まった事などから東京から移住した。

現在は、勝浦市内で塩の製造・販売をしている。

そんな田井さんが暮らしている賃貸マンションは、勝浦の海を一望でき、2DKで家賃月7万円だという。

東京から勝浦市に移住 田井智之さん(51):
涼しいので、エアコンも寝るとき消したりして、本当に自然の風だけで。

田井さんは、“涼しい街”勝浦の生活をこう表現した。

東京から勝浦市に移住 田井智之さん(51):
まさに自然の中で暮らしているので、ストレスが全くないですよね。

さらに田井さんに、勝浦での暮らしを100点満点でいうと?と尋ねると、「120点満点です」とうれしそうに答えた。
(「イット!」7月9日放送より)

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