クレジットカードの決済代行サービスを手がける大阪府の「全東信」が、破産手続きを開始した問題を巡り、愛媛県内の飲食店でも売上げの入金が見込めないなど影響が広がっています。松山市内の居酒屋の経営者は14日、今後の客足への影響を心配しています。
ありがたや・田中功志代表:
「14年もお付き合いしたところが、まさかこんな倒産するとは。これどういうこっちゃみたいな。もう驚きしかないですよね」
「全東信」は負債総額約1259億円を抱え、破産手続きの開始の決定を裁判所から6日に受け、この影響は愛媛県内の飲食店にも広がっています。松山市内の居酒屋「ありがたや」もその店舗の一つです。
田中功志代表:
「これ全東信さん専用の端末機なんですけど、これまったく起動(しない)。接続が失敗しました。こういう状態が出てエラーになる」
この店では7月4日に利用客の会計をしようとした際、クレジットカードの決済端末が突然使用不能に。翌日に「全東信」から破産手続きの開始を知らせる通知が郵便で届きました。
田中功志代表:
「現金かQRコード決済使っていただくしか方法がないんで、もう手の打ちようがないんですよねそれしか」
「全東信」が手掛けていたのは、利用客がクレジットカードで支払った代金を、カード会社から店に入金される前に立て替えるサービス。店側は売上金を早く受け取れるメリットがあり、加盟店は2018年時点で全国で約20万とされています。
田中代表によりますと、店ではこれまで月に3回入金があり、人件費や店の固定費を支払う上で助かっていたといいます。
ところが全東信の破産により、7月1日から4日までのカード売上げ約3万円が未入金に。入金直後だったため被害額は少なかったものの、この店はインバウンド客が多くクレジットカードの利用が半数を占めていて、客足への影響を心配しています。
田中功志代表:
「(代わりの)端末機を早く導入したいのがメイン。(お金を)取り返すのはぜったい無理やから」
全東信の経営破綻を受け、愛媛県内の金融機関などでは相談窓口を設置。日本政策金融公庫松山支店によりますと、複数の飲食店から資金繰りなどの相談が寄せられているということです。
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