長野2区選出の藤田ひかる衆議院議員が、今、臨月を迎えています。新人議員として、そして初めての出産を控える女性として、手探りで仕事と向き合い、「いろいろな選択肢が認められることが大事」だと訴えます。
■妊娠を公表し国政へ「必死の半年」
長野2区選出・藤田ひかる議員:
「最近は動いた方がいいといわれる時期だから、歩いてますね」
衆議院長野2区選出の藤田ひかる議員(36)。
お腹は大きくなり、7月下旬が出産予定です。
体調を気遣いながら議員としての仕事を続けています。
長野2区選出・藤田ひかる衆院議員:
「必死の半年間でした。議員としてしっかりと活動をするというところと、たくさんの例がない中で、手探りでこの自分のスタイル、妊娠しながらっていうところで、その両方と向き合いながら必死で駆け抜けている半年かなと思います」
2026年2月投開票の衆院選に出馬した藤田議員。
公示前に妊娠を公表し、子育て世代当事者としての視点を生かしたいと訴え、当選。
県内小選挙区では初の女性議員誕生でした。
国会議員となって5カ月。
農林水産委員会に所属し、農政分野に特に力を入れてきました。
この日も地元の農業関係者からの要望に対応。
地元団体からの要望:
「私たちの切実な声に(耳を)傾けていただき、今後の政策に反映していただけたら幸い」
藤田ひかる衆院議員:
「土地改良区は農業の基盤だと思っています。担い手も少なくなる中、大変な部分かと思いますけど、しっかり予算がつくように手当していきたい」
藤田ひかる衆院議員:
「地域の課題を国政に、というところを半年ながらできるようになってきたかな」
週末には県内で活動し、有権者の声を聞くことを大切にしてきました。
しかし、6月下旬で地元での活動は一区切りすることに。
当初は県内での出産・子育てを考えていましたが、国会出席を優先したいと東京で出産することを決め、長時間の移動は体への負担が大きいと判断したためです。
■体調に気遣いつつ1時間おきの予定
妊娠の週数を重ねる中で、自身の働き方とも向き合ってきました。
藤田ひかる衆院議員:
「休みたいときは、ここで資料を読んだりしています」
議員会館では横になれる場所を用意。
当初は、朝から夜遅くまでさまざまな会議や勉強会に出席していましたが、今は厳選して2割ほど減らしました。
それでも―。
藤田ひかる衆院議員:
「あんまりゆっくりお昼の時間はない。基本、勉強会とか出ながら食べる」
昼は新人議員の勉強会に参加。
午後には、地元からの要望対応やインド大使館に移動し長野県とインドの交流会に出席するなど1時間おきのスケジュールをこなしました。
藤田ひかる衆院議員:
「私自身の気持ちとしては、やっぱり仕事は好きだし、自分の体調、母子ともに大丈夫である限りは働きたい」
幸い、母子ともに経過が順調なため実現できている一方、働く女性のロールモデル(規範)として、産休にあたる期間は休むべきではないかという声もあり葛藤しましたが―。
藤田ひかる衆院議員:
「出産に関しては人それぞれで、いろんな形があっていい、というのが私なりの答え。大事なのは、休みたい人は休めるようにする、働きたい人は働ける、いろんな選択肢が認められるっていうのがすごく大事」
■「休む・働く」多様な選択肢を
現職の国会議員の出産はこれまでに20人近くいるものの、休暇や働き方に決まりはありません。
ただ周囲の理解は広がり、委員会では着座での質問が認められるようになりました。
今後、出産・産後に委員会を欠席する際も、党が代理出席者を置く予定になっています。
一方で、本会議の出席や採決は、制度上、代理が認められておらず、会期延長が浮上する中、この先、出産に入れば欠席せざるを得ません。
藤田ひかる衆院議員:
「制度上の高い壁はありつつも、制度の中でできる運用上の工夫っていうのはかなり理解をいただいて、私ができることが増えている部分もあるかなと思ってます」
産後は少なくとも1カ月は休む予定ですが、周りの力を借りつつ、オンラインを活用して仕事をすることも考えています。
藤田ひかる衆院議員:
「私の仕事の一つはライフステージが変わってく中でも、しっかりと国会議員としての職責を果たしていくということだと思っている。出産に至るまでも本当に悩みながらでしたけど、子ども産んだら、また違う悩みに向き合いながら、議員として頑張る姿をお見せしていきたいなと思ってます」
■“当事者の視点”を今後の政策へ
7月9日の夜は、SNSを活用し自宅から「語る会」を開催。
事前に募った質問や意見に答えました。
今後の出産・子育ての経験も、政策に反映していきたいと考えています。
藤田ひかる衆院議員:
「当事者が今の政治の世界、日本政治に私は欠けていると思うので、そこは私が持っている貴重な視点として、育児に関していえば男女が悩む課題だと思うので、その悩みを政策に転換できるように頑張っていきたい」
