■夏到来!百貨店は“バーゲン”シーズンへ!
【取材記者】「こちら大丸梅田店では入口から入ってすぐ夏セールの特設売り場が設けられています」
大丸梅田店では、6月末からクリアランスセールがスタート。
毎年、夏のこの時期に全フロアで一斉に行われ婦人服・紳士服の人気ブランドなどがお得にゲットできます。
【買い物客】「バーゲンが始まるというのを知って、いいものないかと見に来ました/購買意欲が今、かきたてられています」
母親「この子の子供の物を買いに来たんだけど」
娘「で、一緒に来て…」
母親「私が買って、この子は買ってない」
【大丸梅田店・飯嶋有里婦人服サブマネージャー】「入った瞬間に、赤いやっぱりポップを見ていただくだけでもお客様がすごいセールやってるってワクワク感じていただけるような、そういう意味ではすごくね、全体感ではセールの雰囲気っていうのはとっても大事にしてね、売り場作りはしております」
大丸梅田店大丸梅田店では40年以上続く「バーゲン」。
■かつては“戦場”のような光景も
かつて百貨店の”バーゲン”といえば、オープン直後から売り場にはどこもかしこも人だらけ!必死なまなざしでいち早くお得な物を手に入れようとまるで”戦場”のようでした。
”バブル”の頃には、人気デザイナーが手がける「DC(ディーシー)ブランド」を求めて会場はもうギュウジュウ!
行列が途絶えない人気ぶりでした!
(当時の取材)
Q君は何を?「イッセイミヤケ」
Qずいぶん後ろの方だからもういいのないですよ?「行ってみないとわかりませんから」
とにもかくにも、み~んなが大好きなバーゲンセール!
■異変…50年以上続く“バーゲン”を「取りやめる」判断も
しかし…
【取材記者】「心斎橋パルコでは夏のセールにある変化が訪れています」
【心斎橋パルコ広報・池谷亜子さん】「ことしの夏に関してはグランバザールの開催を取りやめた」
え!中止?!
「グランバザール」はパルコで50年以上続いた夏の大型セール企画。
心斎橋パルコでは開業して初のリニューアルも行い、世界的に人気な“ハイセンスブランド”が次々とオープン。
この勢いの中、なぜ中止してしまうのでしょうか?
■「カレンダー戦略から脱却する」 “一斉セール”取りやめそれぞれのブランドの判断に
【心斎橋パルコ広報・池谷亜子さん】「近年気温の変化でしたりとか、そういったところもありましたのでカレンダー戦略から脱却する」
アパレル業界は従来、季節にあわせた計画を立てて商品を販売してきましたが、夏が長くなっていることなどから各ショップの戦略にも差が出ています。
パルコは時期を決めた全館一斉のセールはとりやめ、ブランドそれぞれに判断を委ねる方向へ舵を切りました。
【心斎橋パルコ広報・池谷亜子さん】「セールとパルコの集客企画を分けて開催することで来館モチベーションの時期を長くとることができる、よりお客様が来館したときに楽しんでいただけるような体験価値提供に重きを置く」
■専門家「毎日ちょっとお得とか毎日のプチハッピーを求めるようになっている」
夏の風物詩に起きた変化について、トレンドやマーケティングに詳しい専門家はー。
【世代・トレンド評論家・牛窪恵さん】「(バーゲンで商品を)どんどん入れ替えていくという考え方自体が環境問題などでやりにくくなっている。消費者の方も今はそんなに季節によってものすごくお得な気分を味わいたいっていうよりは、毎日ちょっとお得とか毎日のプチハッピーを求めるようになっている」
時代とともに変わる私たちのお買い物事情。
夏のバーゲンセールもまたその形を変えていきそうです。
