16歳の少女が逮捕・勾留された後不起訴となり、その後衰弱死した問題を受け、きょう=9日の参院法務委員会で、元法務大臣が現職の法務大臣に見解を質しました。
9日の参院法務委で、自民党の森雅子参院議員が質問に立ち、当時16歳だったるなさん(仮名)が逮捕・勾留後に死亡した問題を取り上げました。
るなさんは去年2月、勤務する兵庫県内の障害者支援施設で利用者に暴行を加えた疑いで兵庫県警明石警察署に逮捕されました。
るなさんは利用者が別の利用者に噛みつこうとするのを止めようとしていました。
るなさんは一貫して無実を訴えましたが、明石署や神戸地検によって勾留は18日間に延長され摂食障害に。
不起訴となって釈放さらた後にはPTSDと診断され、食事をとっても体重は20キロまで減少し、去年12月に低栄養状態などによって死亡しました。
元法務大臣の森参院議員は、生前にるなさんが書いた「被疑者ノート」の内容に触れながら、現職の平口洋法務大臣に見解を質しました。
【自民・森雅子参院議員】「『ママに会いたい、ぎゅってしたい』(被疑者ノートより)。たった16歳の少女を18日間閉じ込めて、母親にも会わせないで孤独に追い込み、死に至らしめた。人間として何も感じないのか。この国でまだこのような取り調べがなされているのかと、愕然とした」
しかし、平口法務大臣は、「捜査の具体的内容に関わる事柄」だとして、見解を述べることは避けました。
さらに森議員は、るなさんの取り調べの録音・録画データを、法務委の理事会で確認するよう求めました。
