友人の男性から8年間にわたって合計約1000万円を脅し取った疑いで、無職の青木瞭太容疑者(31)が逮捕・送検された。青木容疑者は「俺の先輩が会いたがっている。会いたくないなら金払え」と男性を脅していたが、その「先輩」は実在しなかった。
“作り話の人物”で8年にわたり恐喝
事件があったのは、青木容疑者が住む神奈川・伊勢原市。警察によると、青木容疑者は2026年3月26日、友人関係にあった30代の男性に連絡し「金額は10万円。日時は29日の午後1時ごろ。場所はコンビニかスーパーで」と、現金を要求した。

この要求に従い、被害男性は3月29日に車で伊勢原市内のスーパーに向かい、車内で青木容疑者に現金8万円を渡した。さらに4月には、別の駐車場で2万円を脅し取ったという。
事件は、被害男性の父親が警察に「息子が何年も恐喝されている」などと相談したことで発覚した。犯行の始まりは8年ほど前、青木容疑者が被害者を次のように脅したことだった。

「俺の先輩がお前に会いたがっている」
「お前のそのおどおどした態度で先輩に会ったらやられるからな」
「先輩はすぐに手が出る人だから」
「会いたくないなら金を払えと言っている」

捜査関係者によると、これは青木容疑者の作り話で「すぐに手が出る先輩」とされる人物は実在しない。しかし青木容疑者は「先輩」による暴力をちらつかせ、被害男性から8年間で総額1000万円ほど脅し取っていたとみられている。
近隣住民「悪い感じはしない」「ただの普通の男性」
近隣住民によると、青木容疑者の部屋は3DK50平米ほどで、家賃は5万円ほどではないかという。生活が苦しそうには見えなかったという。
近隣住民A:
家の中で仕事しているとは前は言っていて。会えば「こんにちは」とか挨拶程度。
近隣住民B:
(雰囲気は)別に悪い感じじゃないよね。
近隣住民A:
お金持ちって感じでもないし。ただの普通の男性。
――悪い交友関係がありそうか?
近隣住民B:
そういう感じではないですけどね…。

警察の調べに対し、青木容疑者は容疑を認めていて、動機については「収入がなく生活が苦しかった」と供述。警察は、事件のさらに詳しい経緯を調べている。
(「イット!」7月8日放送より)

