今年4月に民営化され様々な改革が進む富山空港。今月からは駐車場の適正な利用に向けた実態調査が始まっています。また、きときと空港にかわる新たな愛称が近く発表される見通しです。マーケティングの専門家はどうみているのか、聞きました。

先月25日の県議会。議論になったのは、富山空港の駐車場に長期間とめてある「車」です。

*県航空政策課 空港施設担当 小川幸男課長
「現在6カ月以上駐車している車両は1台にとどまっているが、数週間にわたり駐車している車両は複数台見受けられる」

今月3日、空港を訪ねてみると…。

*富山エアポート オペレーションユニット長 池田直隆さん
「このエリアが空港の入り口に近い便利なエリア。左側も右側も全部車でいっぱい。飛行機の時間が迫る中、空いている枠を探さなくてはいけない」

空港の駐車場は有料エリアが111台に対し、無料エリアが1531台。空港を運営する富山エアポートによりますと、無料エリアは常に7割が埋まっている状況だと言います。

富山空港では現在、東京と札幌の1日4便のみが運航され、搭乗者は1日500人程度。空港を利用する車は1日100台程度と見込まれるなか、駐車場が適切に利用されているか疑問が残る状況です。

*富山エアポート オペレーションユニット長 池田直隆さん
「空港自体には出入国の管理事務所があったり飛行機に乗らない方も来る理由はある。それを勘案したとしても今の空港利用者の人数に対しこの車の数は少し多すぎるという印象」

そこで、今月から始まったのが「カメラ式入出庫管理システム」の運用です。

このシステムでは、駐車場の出入り口に設置したカメラで、車のナンバーを撮影。読み取ったデータから、どこから来た車がいつ入庫し、どの期間駐車場を利用したのか。またどのくらいの頻度で駐車場を利用しているかを把握することができます。

このシステムは富山空港に先駆け、和歌山県の南紀白浜空港でも稼働しています。

*富山エアポート オペレーションユニット長 池田直隆さん
「ゴールデンウィークに車をとめてまだ出庫していない車両も検索できる。実際4台いらっしゃいますね」

南紀白浜空港ではおととし秋にシステムを導入。5カ月間の利用実態を調査したところ約47%の車両が飛行機に乗らない人による利用の可能性が高いことが分かったと言います。

*富山エアポート オペレーションユニット長 池田直隆さん
「空港に車で来た方々がストレスなく駐車スペースを見つけてすぐとめてストレスなく飛行機に乗っていく、それ自体が空港の利便性を高めることになる。将来的には一定の課金を考えなくてはいけないかもしれない。料金施策を検討するにあたってまずは現状の使われ方をデータ的に分析したことがないので、それを分析するのが目的」

もう一つ、いま富山空港のホットな話題といえば…

Q『高山』案があるが富山にも観光資源がある
*新田知事
「いま富山空港に必要なのはインパクト。富山にもっといいところがあるじゃないかよくわかってます。でもそれだけでは十分なインパクトがないという風に思っている」

富山空港の愛称を巡っては、現在の富山きときと空港から変更し、「すし」や「高山」を入れる案が検討され、近く発表される見通しです。

「すし」や、お隣岐阜の観光地、「高山」を入れる案に対し、立教大学経営学部客員教授で観光分野の県政エグゼクティブアドバイザーを務める永谷亜矢子さんは…。

*県政エグゼクティブアドバイザー 立教大学経営学部客員教授 永谷亜矢子さん
「いまインバウンドも日本に来る人がリピーターの方が増えている。東京京都大阪がメインという形で7割が都市に集中していたが、今年度から『インバウンド地方元年』と呼ばれ、さらに追い風になる。旅のスタイルは旅行者の8割が個人手配旅行、ツアーに参加する人たちが全体の2割ぐらい。知らない間に調べて知らない間に予約されているので見つけてもらわないといけないのは重要な視点。ゼロのものから1をつくるよりは、あるものを『実はそれ、富山なんです』『そこ富山から行きやすいんです』と言うことでかなりショートカットできるのではないか。乗っかり戦略は結構重要。東京ディズニーランド、実は千葉だったという話もそう」

いったいどんな愛称になるのでしょうか…。

*新田知事
「大いに空港名をアピールしてなんだこれはと。〇〇かと。そうか〇〇があるのが富山かと、みたいなことに…」

富山テレビ
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