花王が東京・原宿で仕掛ける体験型イベントを開催。
“選ぶことへの疲れ“を逆手に取り、ブランドを発信します。

9日から、東京・原宿で行われる花王の体験型イベント「pick pick market」。
その日の気分や価値観などの感性を手がかりに、“自分らしい”ヘアケア商品との出合いを提供します。

スーパーマーケットのようにかごを持ち、会場の中に入っていくと「わたしのテンションが上がるときは…」というヘアケアとは違う、意外な質問が掲示されていました。

他にも「好きな人と、どんなふうに距離を縮めたい?」や「休みの日、どこに行く?」など、店内に設置された質問に対し、当てはまる回答が記載された商品をかごの中に入れていきます。

最後に、自分が好きな香りを選び、レジに持っていくと、かごに入れた商品がスコア化され、その点数に応じて「おすすめの商品」が提案されます。

さらに、花王が展開する3つのブランドのサンプルが無料でもらえます。

買い物が楽しいと感じる人もいる一方、「何を買うか選ぶ事に疲れを感じる人」は4割以上にのぼります。

このような背景から、各企業が取り組んでいるのが、意思決定の負担を減らし、心の余裕を保つ事を重視するメンタルパフォーマンス、通称「メンパ」です。

食品宅配大手オイシックスが展開する「大地を守る会」は、キャンドルの明かりに包まれたスローな時間を提供し、自社商品の価値を考えてもらうイベントを開催、「大丸松坂屋百貨店」は、800着以上の服の中からスタイリストが商品選びをサポートする店舗を設置しました。

一方、“選択疲れ”の要因として最も多く挙げられるのが「商品の種類が多い」ことです。

企業にとっては、商品の性能を高めても、消費者が選ぶ事に疲れていれば、出合いの損失につながります。

そこで、花王が力を入れているのが機能や成分だけでなく、「感情」を起点としたブランド設計。
今回のイベントでは、一人一人の「個性」に合わせた商品を提案することで、消費者との新たな接点を生み出していきたい考えです。

花王ヘアケア事業部・山岡智弘ブランドマネジャー:
ブランドの思いが伝わりにくくなっている時代に、“心を動かす”“心を起点にブランドとつながっていく”。物の機能だけではなく、自分の感情や気分を入り口に、ブランドの体験を作っていくことがメンタルパフォーマンスとつながってくるのでは。