6月23日に島根県出雲市の商店街で起きた大規模火災から7月7日で2週間。
いまだ現場には焼け落ちたがれきが残っていて、復旧の目途は立たないままです。
進まない復興に、被災者はもどかしい思いを抱えています。
6月23日、出雲市の中心市街地で起きた大規模火災。
あれから2週間。
現場は、まだ、当時の惨状を知るに充分な焼け跡のままの状態です。
杉谷紡生記者:
火災の発生から2週間経った今も、現場周辺にはたくさんのがれきが残っています。また、わずかですが焦げたようなにおいもしています。
がれきの奥では、水道管から水が吹き出ています。
出雲市は、がれきの撤去については「原則として土地・建物の所有者が行う」としていて、完全に取り除かれるには少なくとも数か月かかる見通しを示しています。
まったく進まない復旧に、被災者は不安な思いを強めています。
カワシマ・川島徹久社長:
炎が店から吹き出すところは見ましたね。崩れたときにカーンと(がれきが落ちた)音がした。
川島徹久さん。
約60年の歴史を持つ洋服店を火事で失いました。
カワシマ・川島徹久社長:
いろんな想いと希望が詰まったものが燃えてしまった。あとから悲しい気持ちが込み上げてくる。
全焼した店内には、商品はもちろん、写真など家族の思い出の品もありましたが、すべて焼けてしまいました。
いつ崩れてもおかしくない状態のため、がれきの撤去や建物の解体に手を付けられず、川島さんは火事から2週間経った今も店の中に入ることができていません。
カワシマ・川島徹久社長:
解体したいけどできないというところで何とも言えない気持ち。(更地にするのを)いつの段階でどの規模で行うのか全体でやるのかという話だが、いずれにしても早くやらないとというのは皆さんが思っていること。
被災者から行政主導のがれき撤去を求める声が上がるなか、市は、被災者への補助金支給などの支援策を検討していますが、まだ具体的な方針は示されていません。
