鳥取県米子市で起きた公園のサル管理を巡る汚職事件の裁判です。
現金合わせて200万円の賄賂を受け取ったとして、収賄の罪に問われた元米子市議の稲田清被告は7月7日の初公判で、「現金は受け取ったが、賄賂ではない」などと起訴内容を否認し、全面的に争う姿勢を示しました。
稲田清被告:
謝礼として受け取った認識はなかった。
鳥取地裁であった初公判で、収賄について否認した元米子市議の稲田清被告。
起訴状などによると稲田被告は2024年6月、米子市の湊山公園でのサル飼育を巡り、公園の指定管理を務める事業体の当時の代表から頭数削減を依頼され、市議会で便宜を図る発言をした見返りと、実際に頭数が減ったことへの謝礼で代表から現金合わせて200万円を受け取ったとして収賄の罪に問われています。
7日の初公判の冒頭、稲田被告は裁判長から起訴内容に間違いがないか問われると、「200万はもらったが、賄賂ではなく選挙活動費、生活費として受け取った」と述べ、収賄について否認しました。
また、「サルの園舎を見て臭かった。依頼される前から放置されているのに疑問を持った」とも述べ、市議会での質問は自分の意思だったと主張しました。
検察は、冒頭陳述で受け取った現金はすべて稲田被告から要求し、「謝礼」であることを知りながら受け取ったと主張。
また、受け取った現金は知人女性との食事代や旅行代、宝くじの購入代などの遊興費に充てたと指摘しました。
これに対し弁護側は、現金を渡した事業体の代表は長年、稲田被告の政治活動を支援していて、今回問われている200万円についても政治活動資金として渡したもので収賄にはあたらないと、争う姿勢を示しました。
次回の公判期日は未定です。
この事件を巡っては、稲田被告に現金を贈ったとされる当時の事業体の代表も在宅起訴されていて、7月16日に初公判が開かれます。
