プロ野球のドラフト会議で2025年、ソフトバンクホークスから1位指名を受けた佐々木麟太郎選手(21)が、福岡で球団幹部との面談に臨んだその翌日、19年に渡りホークスを支えてきた“打撃職人”中村晃選手(36)が、今季限りの現役引退を表明した。

球団から提示された背番号は『1』

「大変お待たせしました。よろしくお願いします」。インタビュー取材に丁寧な受け答えで対応したアメリカ・スタンフォード大学の佐々木麟太郎選手。

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福岡では、筑後の2軍施設やみずほpaypayドームを見学。ホークスの選手との対面もできたという。

「柳田選手ともご挨拶させていただきました。周東選手、栗原選手、今宮選手、同級生ですけれど前田悠伍投手とか。ご挨拶するだけで精一杯でしたけれど」と笑みを零した。

球団との面談のなかでは、育成プログラムについてプレゼンテーションを受けたほか、ホークス得意の解析技術で佐々木選手の大学でのプレーのデータも提示されたという。

「大変驚きました。まさか自分自身のデータをご準備頂いているとは思っていなかったので。データの分析に関しても素晴らしい技術を持っているんだなと把握させていただきました」。

そして球団から提示された背番号は『1』。

佐々木選手は「背番号に関しては1番をご提示していただいたのもありますし…、夢のような場所というかご縁があるなら充実した野球生活を送れるのではないかと確信しました」と話した。

佐々木選手が最終結論を出すのは、メジャーリーグのドラフト結果を受けてからの7月中旬以降と見られている。

19年間のプロ野球生活に幕

来る人?がいれば、去る人もいる。

「私、中村晃は、19年間のプロ野球生活を終える決断をしました。考えてみればあっという間だったなという19年間でした。でも、たくさんの人に出会って、本当に人に恵まれたプロ野球選手人生だったなと思っています」。

球場に詰め掛けた多くのファンを沸かせ、その一振りでチームの勝利に貢献してきた“打撃職人”中村晃選手。

卓越したバットコントロールで2014年には、最多安打のタイトルも獲得。守備でもゴールデングラブ賞を4回受賞するなど、常勝軍団ホークスを支えてきた。

「引退を決めたのは、6月4日のドラゴンズ戦の試合後ですかね。今年、ずっと代打という仕事を任されてやってきまして、結果が出せなければ引退ということも考えないといけないと思っていましたので。その日に選手生活を終わろうという決断を自分のなかではしました。自分としては、もうしっかりやりきったと。お腹いっぱいやりましたと伝えて、監督からも了承いただいたという感じですかね」。

最も印象に残っているのは、2014年のリーグ優勝だという。

「レギュラーとして出るようになって最初に優勝したとき、2014年の松田さんが最後にサヨナラを打って優勝したときというのが、やっぱり最初というのもあって、劇的というのもあったんですけど、すごく印象に残っているかなと思います」。

家族には「感謝の気持ちでいっぱい」

何度も味わった歓喜の瞬間。「やり切った」と言った男だったが、支えてくれた家族に対しては「まあ、申し訳ないなという…、気持ちもありましたし。結果が出なくても家に帰ったときは、明るく接してくれたので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と言葉を詰まらせる瞬間もあった。

終わりを見定めた今も、打撃を磨き、再び1軍の舞台を見据える中村選手。6月28日には、2軍戦でサヨナラ満塁ホームラン。試合を一振りで決める打撃職人の姿が、そこにはあった。

「シーズン終了まで選手生活をしっかり全うしたいと思っていますので、今現在は2軍にいますけど、1軍に呼んでもらえるように、若い選手たちと一緒に汗を流していけたらなと思っています」。

(テレビ西日本)

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