鹿児島県奄美市の海岸で、国の天然記念物に指定されているオカヤドカリを無許可で捕獲しようとした中国籍の男2人が逮捕・送検された。さらに捜査の過程で、2人が宿泊していた施設からは1000匹以上のオカヤドカリが発見されるという事態に発展。「採取を禁止されているとは知らなかった」という2人の言葉の裏で、何が起きていたのか。

海岸での捕獲を近隣住民が目撃、通報で逮捕へ

文化財保護法違反の疑いで逮捕・送検されたのは、中国籍のドン・ジンフイ容疑者(28)とホアン・チュンジェ容疑者(33)の2人だ。

警察によると、2人は6月23日午後5時ごろ、奄美大島の海岸で国の天然記念物であるオカヤドカリを100匹から200匹ほど無許可で捕獲し、持ち運ぼうとした疑いが持たれている。捕獲している様子を目撃した近隣住民が警察に通報したことで、逮捕に至った。

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2人は警察の調べに対し、「ヤドカリを採取したことは間違いない。採取を禁止されているヤドカリとは知らなかった」と話し、容疑を一部否認しているという。

宿泊施設から20袋以上、1000匹超が新たに発見

事件はさらに深刻な様相を呈することになる。2人が送検された6月25日、警察が宿泊していた施設に対して捜索差し押さえを行ったところ、新たに20袋以上のネットに入った1000匹以上のオカヤドカリが見つかったのだ。

警察は、これらについても2人が奄美大島の海岸で無許可に捕獲し、持ち運ぼうとしたものとみて調べを進めている。海岸で発見された100〜200匹をはるかに上回る数が施設内に保管されていたことになり、計画的な捕獲が疑われる状況だ。

奄美では2025年にも同様の事件、罰金30万円の前例

奄美市でオカヤドカリの密捕獲事件が起きたのは、今回が初めてではない。2025年5月にも同様の容疑で中国籍の男3人が逮捕され、罰金30万円の略式命令を受けている。警察は今回の事件と前回の事件との関連についても含め、詳しく調べている。

オカヤドカリは、その独特の生態と奄美の自然環境を象徴する存在として国の天然記念物に指定されており、無許可での捕獲・譲渡・販売は法律によって禁じられている。奄美大島の豊かな自然を守るためにも、地域の目と法の執行が重要な役割を果たしている。

(動画で見る▶オカヤドカリ捕獲などの容疑で逮捕の中国籍容疑者 宿泊施設で1000匹新たに押収)

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鹿児島テレビ
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