北上川の洪水被害を軽減するため半世紀以上かけて整備が進められてきた一関遊水地の運用が7月1日から始まりました。
これに合わせ市内では洪水を想定した訓練が行われ、関係機関が災害時の対応を確認しました。
訓練は岩手河川国道事務所が実施したもので、一関遊水地に関係する岩手県の一関市や平泉町の防災担当者など約100人が参加しました。
北上川の洪水対策のため1972年から整備が進められてきた一関遊水地は、一関市と平泉町にまたがる約1450haの農地を堤防などで囲い、洪水が発生した際、一時的に巨大な貯水池とすることで下流の市街地を浸水被害から守ります。
1日は北上川の水位が氾濫の基準となる12mを超えたという想定で訓練が行われ、情報伝達の流れや、堤防にある厚さ45cmのゲートを閉める手順などを確認しました。
岩手河川国道事務所 成田進也建設専門官
「この施設ができたから安心ということではなく、まずは自分の命を守るために避難をためらわないようにしてほしい」
岩手河川国道事務所では今後も訓練を行い、災害に備えたいとしています。
