富山県内でクマの出没や人身被害が相次ぐ中、富山市は「緊急銃猟」を想定した訓練を初めて開きました。
訓練は自治体の判断で市街地などで銃が使える「緊急銃猟制度」を円滑に運用できるよう富山市が初めて開いたもので、市の職員や警察、猟友会のメンバーなど、およそ50人が参加しました。
富山市では、制度が導入された去年10月以降、あわせて5回「緊急銃猟」を許可し、そのうち3回クマを駆除しました。
訓練は、近くに介護施設や学校、住宅がある神通川沿いにクマが出没したとの想定で行われ、住民の避難誘導の手順や銃を発砲する場所などについて確認しました。
*富山市森林政策課 山口拓志課長
「富山市は非常に広い。今回は図上訓練で全地域をまとめて行ったが、今後はそれぞれの地域で、シミュレーションなど実践的な訓練をしていきたい」
県によりますと、今年県内に出没したツキノワグマの数はきのうまでに165件と、大量出没となった去年の同じ時期を上回り、6月の1カ月は過去最多となっています。
人身被害も発生していることから、県はツキノワグマ出没警報を来月31日まで延長し、注意を呼びかけています。
