夏の夜空を彩る花火大会。物価高騰のあおりで各地の花火大会は厳しい運営を迫られる中、福島県郡山市ではある試みが初めて導入される。その試みとは、花火大会の観覧席をふるさと納税の返礼品として販売するアイデアだ。
孫の手・山口松之進代表取締役:「郡山市にふるさとの気持ちを寄せる関東の皆様に帰省して頂きたい。ぜひこの夏は郡山にという想いを込めて商品づくりをさせて頂きました」
郡山市で旅行業を営む「孫の手」が、ふるさと納税の返礼品として販売を開始した「送迎付きの特別観覧席」。
「あさか野夏まつり花火大会」が開催される8月14日、会場の郡山カルチャーパークに設けられた1組4名分の特別観覧席を利用できる。郡山駅発着のマイクロバスによる送迎に加え、郡山市産の食材を使ったオードブルや地酒もついてくる。気になる寄付額は一口21万円だ。
県内では、須賀川市の釈迦堂川花火大会が2026年の開催休止を決めるなど各地の花火大会も収支の確保に頭を痛めている。あさか野夏まつり花火大会も警備費が2割ほどアップするなど今年の運営予算は2500万円余りに膨らむ見込みだ。それでも協賛金の増額に加え、新たに打ち出した返礼品を広くPRすることで収入の増加につなげ、今後も花火大会を継続していきたいとしている。
