6月23日に島根県出雲市の商店街で起きた大規模火災から1週間です。
現場には焼け落ちた瓦礫が残るなど、大火の爪痕が今も生々しく残っています。
出雲市の商店街「サンロードなかまち」。
中村友香記者:
大規模火災の発生から1週間が経ちました。
焼け落ちた建物はそのままの状態で、近づくといまだに焦げ臭いにおいがしています。
規制区域が狭められてアーケード内の通行ができるようになり、近くの住民が焼け跡の様子に見入る姿も見られました。
火事が発生したのは、23日午後7時半ごろでした。
田淵木萌記者:
現場は商店や住宅など木造の建物が密集する地域。
道幅が狭く、さらに道路をアーケードが覆い消火活動は難航しました。
火の勢いは収まらず、完全に消し止められたのは丸1日が経過した翌24日の午後7時半でした。
発生から1週間、消防と警察は30日、焼損面積は約3700平方メートル、21棟が全焼、一部が焼けたものも合わせ、被害にあった建物は合わせて24棟だったと発表しました。
また、火元は焼損した範囲の最北西にある店舗兼住宅の2階部分だと明らかにしました。
1階部分の飲食店は出火当時は営業しておらず、消防隊が駆け付けた時には建物に誰もいなかったということです。
消防が、引き続き火事の原因を調べています。
商店街に姿を見せた女性…。
火災から2日後の25日にも取材に応じていただいた渡部ゆうこさんです。
今回の火災で5月19日にオープンしたばかリの飲食店が全焼しました。
五穀と鹽・渡部ゆうこさん:
何も持ち出せなくて、何もなくなってしまった…。
火事から1週間が経った30日、焼け落ちた店の辺りを訪れ、今の状況を確認していました。
五穀と鹽・渡部ゆうこさん:
現場に来ると(心が)痛いですよね。
水道事業局の人から水がずっと出ているので元栓を閉めてほしいと言われているが、元栓は(がれきの)下にあるので、止めにもいけない。
一方、商店街を支援する動きも続いています。
火災発生の翌日に立ち上げられた「なかまち商店街」への支援金を募るクラウドファンディング。
目標の300万円を大きく上回り、2000万円を超える寄付が寄せられています。
多くの善意が寄せられる一方、瓦礫が残されたままの焼け跡。
商店街が目指す復興の道のりは、まだ先行きが見通せません。
