国民民主党の玉木代表は30日、愛子さまの皇位継承について「あり得ない」などと発言した自民党の憲法改正実現本部長を務める中曽根弘文元外務大臣に、「不用意な発言で波風を立てて静謐な環境を壊すようなことは控えていただきたい」と苦言を呈した。
中曽根氏は29日、前日に行った講演で愛子さまの皇位継承を「あり得ない」などとした発言について、「言葉が適切でなかった点を反省している」と釈明した。
また、講演で「(愛子さまと)結婚する人もいない」と発言したことについては、「愛子さまには幸せな人生は当然願っている」としたうえで、「これだけマスコミや世間から注目される状況からみると、ご結婚はなかなか難しいのではないかという個人的な感想というか心配というか、そういう気持ちを持った」と弁明した。
玉木氏は、皇族数確保に関する皇室典範改正案について「色々な意見があるのも事実だが、時間的制約のある課題だということで何とか取りまとめをしてきた。我が党も協力、貢献してきた」と振り返ったうえで、「不用意な発言で波風を立てて静謐な環境を壊すようなことは、法案の今国会での成立を目指すのであれば控えていただきたい。発言一つ一つに注意深く向き合っていただきたい」と求めた。
「法案審議、法案の中身に対して、このままだと不信感が高まるばかりになってしまう」と指摘した玉木氏は、「内容においても議論する環境においても、冷静で静謐な議論が行われるように、特に政府与党側には求めたい」と強調した。
