能登半島地震を受け、新潟市が計画している街区単位の液状化対策。6月29日、新潟市江南区で実際の工法を試す“試験施工”が始まりました。
【松村道子アナウンサー】
「新潟市の曽野木ことぶき公園。きょう着工される試験施工、周辺にバリケードを設置する作業が着々と進められています」
能登半島地震で液状化したエリアの内、約250ヘクタールで新潟市が計画している街区単位の液状化対策。
新潟市江南区天野地区で6月29日始まったのは、新潟市が採用した“地下水位低下工法”を実際に行うことで、その安全性などを確認する試験施工です。
地下水位低下工法では、対策の実施エリアを鋼矢板で囲うことで周囲の地下水を遮断。
地下に小さな穴の開いた集水管を設置し、地下水を集めることで地下水位を低下させ液状化しにくい状態をつくります。
新潟市は、江南区天野地区には同一の地盤が広がっているとして、曽野木ことぶき公園のみで試験施工を実施。
早くて9月下旬には地下水の排水を始め、半年から1年かけて地下水位の低下量や地盤の沈下量などを観測します。
近くに住む人からは、工事の影響を心配する声も…
【近くに住む人】
「水を抜いて地盤がみんな同じように下がればいいが、どういうものか」
【新潟市都市計画課 神保元 主査】
「確実に地下水が低下するのかどうか、また地盤の沈下がそこまで大きくはないというところを確認して、地域の皆様にも対策工法への理解を深めていただければと思う」
試験施工は今後、西区の寺尾地区黒埼地区でも実施される予定です。
