国内最大の漆の産地である岩手県二戸市では、6月に「漆掻き」の作業で山に入った男性がクマに襲われました。
これを受け、市内で6月29日に漆掻き職人を対象としたクマ対策の講習会が開かれました。
二戸市が開いた講習会には地元の漆掻き職人33人が参加しました。
市内では6月18日、「漆掻き」の作業のため山に入っていた33歳の男性がクマに襲われ、頭や腰にけがをしています。
29日はクマの生態に詳しい県自然保護課の渡邉颯太専門研究員が講師を務め、クマは基本的には人を恐れていることから、遭遇しないためには存在を知らせることが重要と強調しました。
県自然保護課 渡邉颯太専門研究員
「車のクラクションとかでも構わないので、クマに聞こえるような形で人の存在をアピールすることが重要」
29日はスプレーの使い方の講習も行われ、職人たちは5mほどの距離でクマに噴射するのが効果的であると学んでいました。
参加した職人
「一番怖いのは、車から距離がある現場。今後はスプレーを携帯して現場に臨みたいい」
参加した職人が加盟している浄法寺漆生産組合では、今後、職人の安全を確保するため、スプレーや鈴の購入費を補助するということです。
