敦賀半島の先端敦賀市白木にある門ヶ崎という景勝地に、知る人ぞ知る夏至前後の限られた期間にしか現れない特別な景色があります。嶺南出身の吉田圭吾アナウンサーが取材しました。
6月21日、門ヶ崎に向かいました。高速増殖原型炉もんじゅの近く、白木漁港にある登山道を木々をかき分け登ること5分。門ヶ崎に到着するもの、雲が多く夕日は見られませんでした。
門ヶ崎の西側には大きな岩が立ちはだかるため通常は、夕日が海に沈む姿を見ることはできません。
ただ、太陽が一年で最も北側を通る夏至前後の数日だけは、展望台からも海に沈む夕日が見られるといわれています。
夏至の前後は太陽が北側に沈むため梅雨の合間、雲がなければ海に沈む夕日が見られる門ヶ崎。江戸時代から景勝地として知られていて地誌や絵画などにも記録が残されています。
ただ、敦賀半島の先端でアクセスの難しさもあり、今や知る人ぞ知る景勝地となっています。
見どころは門ヶ崎観音と呼ばれる岩の塊。冠をかぶり錫杖を携えた観音様のように見えるその岩は、長い年月をかけて自然が創り出したものです。観音様は、白木沖で漁をする人々を今も見守っているとされています。
ただ、冬場はこの岩を覆うぐらいの高波が押し寄せるため劣化が進み、近年は岩が崩れかかっています。
また「越前若狭の伝説」という書物によると1000年以上前、蒙古がこの海の近くに来たとき、突然、大きな門の形をした岩が出現。蒙古にはその門をくぐって上陸しなければならないように見えたという伝説も残っています。白木浦の門ヶ崎である。という記述があり、その門はいまも残っています。
夏至から8日が経った29日、晴天に恵まれた県内。再び門ヶ崎に向かいましたが…雲が多く“幻の夕日”を見ることはできませんでした。
伝説に加え、夏至前後しか見られない“幻の夕日”。場所も敦賀半島の先端と、ロマンと旅情あふれる場所です。
【門ヶ崎】
敦賀市の白木漁港の脇に登山道がある。足元が悪い場所もあるため、登山靴などの装備が必要。
