子どもの頃、手にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
「ピロピロ笛」とも呼ばれるおもちゃを使って、島根県雲南市の保育園で子どもたちが遊びながら、「口の健康」を実践しました。
雲南市のみなみかも保育園。
子どもたちの元気な声が響きます。
岡本楓賀アナウンサー:
こちらの教室で子どもたちが口にくわえているのは、おなじみのこの笛です。
息を吹くと紙が伸び、止めるとクルクルと巻き戻る昔ながらのおもちゃ「吹き戻し」。
その音から「ピロピロ笛」とも呼ばれています。
6月17日は園児たちがこの笛を使って、的あてなど様々なゲームに挑戦しました。
なかでも盛り上がりを見せたのが、リレー!
ピロピロ笛を使って、ボールを転がして運び、次の走者につなぎます!
子どもたちが楽しく遊ぶこの笛、実は…。
岡本楓賀アナウンサー:
W杯開催中ということで、私もサッカーで巧みにドリブルを決めます!
口の周りが温かくなったように感じます。
ピロピロ笛に懸命に息を吹き込むことで子どもたちの口の周りの筋肉を鍛えるのが目的です。
近年、小児科や歯科の医師が「ケア」が必要だと指摘するのが、小さな子どもの「お口ぽかん」。
文字どおり、日常的に口が開いている状態のことで、食習慣の変化などにより噛む回数が減り、顎や口の周囲の筋肉が衰えたことなどが原因とされ、日本では子どもの3人に1人が該当すると言われています。
口呼吸の原因になるほか、口内で細菌が繁殖し、虫歯や歯周病の原因になるといいます。
そこで、この保育園が取り入れたのが「ピロピロ笛」。
口の周りを鍛え、「お口ぽかん」の予防をめざします。
園児:
「ふーするのが楽しかった!」
「のどが苦しかった!
出雲医療生活協同組合・小林和子さん:
きょうのように遊びを通して訓練していくのが大事で、それが口を鍛えることにつながっています。ピロピロ笛を使ってトレーニングすることで、将来、噛める、おいしくご飯を食べられる口づくりのスタートになります。
この保育園で使われたのは医療用のもので、インターネット通販などで子ども用であれば1個数百円で購入できますが、おもちゃでも効果はあるということです。
楽しく遊んだ子どもたち、これからはお口を閉じて元気で過ごすことができそうです。
