何気なくすれ違った、自転車に乗る、30代くらいの男性。実は、自転車窃盗犯です。盗まれたのは、このドライブレコーダーの持ち主の、家族の自転車でした。

Q:なぜ発覚したのか
「子供の自転車に似てるなと思って見たんですけど、そんなはずないと思って。でも、似たような自転車ってマンションにあったかなと思い返してみたんだけど、いや、なかったなと思って。子供に連絡をして聞いてみたら『いや、きょうは学校には乗って行ってないよ。』ということだったので、あ、じゃあさっきすれ違ったのは盗まれちゃったんだなっていうことで(発覚した)」

窃盗被害が発覚したのは、6月4日午前11時半過ぎ。仙台市青葉区のマンションの敷地内です。防犯カメラを確認したところ、男は別の自転車で訪れ、白昼堂々、犯行に及んでいたことが分かったといいます。

Q:防犯カメラに映っていた犯人は犯行時、どんな行動をしていたのか
「自分の自転車で(この駐輪場に)やって来て、駐輪場にちゃんと止めて止めた後に、この辺の自転車2台を、多分鍵がかかっていないかというのを確認するためにガシャガシャ、ガシャガシャって動かしたりして。で、ちょっと振り返って見たらうちの子どもの(自転車)があって、たぶんこう鍵を確認して、『あ、かかってないな』っていう感じで普通に引き出して、乗って。居合わせた住人さんと挨拶して、普通に去っていきました」

盗まれたのは、この女性の高校生の家族が通学で使う、珍しいタイプの自転車。翌日、近くに乗り捨てられているのを警察官が発見し、手元に戻ってきました。
女性は警察に防犯カメラの映像を確認してもらうなど、被害について相談しているといいます。

警察によりますと、宮城県内の自転車窃盗の被害件数は、10年前の2016年は3000件を超えていましたが、2021年には1100件あまりとなり、減少傾向にありました。
近年は再び増加傾向に転じ、今年に入ってから5月末までの被害件数は656件に上ります。

窃盗犯が狙うのは、“無施錠”の自転車です。

県警生活安全企画課 玉山晶犯罪抑止指導官
「(去年は)約75%の方が自転車を無施錠の状態で盗まれているということが分かっております。短時間でも鍵をかける、鍵をかけるだけで大部分の被害が防げ、まずは鍵を1つかけていただいて、できれば2つかけていただくと万全かなと思います」

車体に加えて、ワイヤー錠などを活用する「二重ロック」が効果的だといいます。

被害に遭わないためには、駐輪場所の選択もポイントです。

県警生活安全企画課 玉山晶犯罪抑止指導官
「整備された駐輪場などに止めるということが大事。きっちり整備された駐輪場は、照明や防犯カメラが設置されておりますので、犯人はそのような場所から盗むことは嫌います。暗い場所や歩道上にとめていますと、おのずと盗まれる可能性が高くなると思います」

一方で、被害に遭った場所は住宅がおよそ39パーセントで最も多く、次いで駐輪場がおよそ18パーセントでした。被害に遭ってしまった場合に泣き寝入りしないためにも、防犯カメラの設置が有効だといいます。

ALSOK宮城支社 山田明広支社長
「やはり防犯カメラのニーズは非常に増えてきているということと、あとは防犯カメラの映像、録画されたデータをそのまま保存するという場合と、あとクラウド上に載せるパターンの大体2パターンがあるのかなと思います。(犯人はカメラに)写るということを一番嫌うので、抑止力というのは非常に高くなると思います。」

犯罪から身を守るために…鍵をかけるなど、基本的な防犯対策から取り組んでいくことが大切です。

仙台放送
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