富山県立山町は、先月、称名滝の遊歩道でクマによる人身被害が発生したことを受け、その遊歩道に高周波を使ったクマ忌避装置を導入すると発表しました。

称名滝の遊歩道(5月23日)
称名滝の遊歩道(5月23日)
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先月のクマ被害受け 遊歩道に「熊ソニック」設置

富山・南砺市で導入された同様の装置(5月26日)
富山・南砺市で導入された同様の装置(5月26日)

立山町が導入を発表したのは、「熊ソニック」と呼ばれる高周波熊忌避装置で、装置はクマが不快に感じる高周波を発生させることで、クマの接近を防ぎます。

熊ソニックの設置予定箇所(出典:立山町発表資料)
熊ソニックの設置予定箇所(出典:立山町発表資料)

設置は17日午前10時半から行われる予定で、合計3基が設けられます。1)称名川沿い、2)大日岳登山口付近、3)称名滝見台園地の3か所で、いずれも5月14日に人身被害が発生した現場周辺を中心とした遊歩道の要所に配置されます。装置の稼働時間は、称名道路・桂台ゲートの開門時間に合わせて運用される予定です。

また、この装置の導入に伴い、これまで称名平休憩所周辺や遊歩道内に設置されていたラジカセは撤去。監視小屋で行っていたクマ注意喚起チラシの配布も、6月30日をもって終了となります。

一方、機器周辺には高周波発生中であることを示す注意看板が設置されるほか、クマ出没の注意喚起看板は引き続き、被害現場や遊歩道・駐車場などに設置され、観光客への自己防衛が呼びかけられます。

7月1日からゲート通常運用へ 引き続き自己防衛を呼びかけ

さらに、熊ソニックの導入を受け、7月1日からは称名道路・桂台ゲートの開門時間が通常運用に戻ります。7月・8月は午前6時から午後7時まで、9月から11月は午前7時から午後6時までとなります。ただし、立山町によりますと、11月については天候等によって閉門時間が早まる可能性もあるとしています。

称名滝は日本一の落差(350メートル)を誇る名瀑として知られ、春から秋にかけて多くの観光客が訪れます。今回のクマ対策強化により安全性の向上が期待されますが、立山町は引き続き来訪者に対して十分な自己防衛を呼びかけていて、称名滝を訪れる際は最新の情報を確認し、クマへの警戒を怠らないことが必要です。

(富山テレビ放送)

富山テレビ
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